周りにある数字について考えてみました No.1 ナンバープレート

ナンバープレートの希望番号の実態は

平成17年(2005年)から、自動車のナンバープレートに希望する番号をつけることができるようになって、1234などの連番や8888などの目立つナンバーの車をよく見かけるようになりました。

そこで、走っている4桁の番号を2回(R1年9月とR2年8月)調査したところ、4桁だけの数字を調べた結果では、目立つ番号が少なすぎることに疑問を感じていたところ、車種番号から希望番号が解るという記事があったので、それに基づいて調査し直しました。(番号配布の詳細は不明で、仮定して調査しただけです)

調査結果

調査したところ、このように、①3ナンバーのほうが5ナンバーよりも台数が多いということ ②5ナンバーの希望番号取得率がなぜか低いこと などの他にも、いろいろ面白いことが見えてきました。


希望番号制度とは

この制度は、自動車の4桁ナンバーを自分の好きな数字で取得できるというもので、「・・・1」から「99-99」までの希望する数字のナンバープレートが交付される、平成9年8月から開始されている制度です。

私の息子が新車を買いたいというのでディーラーに行って打ち合わせしているときに、担当者さんから、「全国自動車標板協議会のサイト(こちら)で抽選番号(人気番号)の希望状況がわかり、それ以外は、確実に好きな番号が取得できますし、手数料も5000円ほどですので・・・」と説明がありました。

このサイトを見ると、5ナンバーよりも3ナンバーでの希望者数が多いことも確認できますし、意外ですが、(大阪の例では)指定番号(人気番号)に空席が目立つ状態になっています。

このサイトを見るかぎりは、かなり、抽選人気番号の希望者が減っている感じですし、希望番号の内訳も、従来の語呂合わせなどの意味のある人気番号ではなく、個人だけがわかる番号に推移していることが考えられます。

この希望番号制度を簡単に説明しますと、3ナンバーを例に取れば、1111という希望番号がほしいのであれば、下の表の対象番号に入っているので、指定日の抽選になります。 

もちろん、下表にない番号はほぼ全て確実に取得できます。

希望番号は 1111について言えば、330-1111 331-1111・・・というようになり、車種番号やひらがなは希望ができません。

(実際はどこまで進んでいるのかわかりませんが) 399-1111 まで行き着くと3**-1111の*部分がアルファベットになっていきますので、4桁数字指定だけですので、当面はナンバーが枯渇することはないでしょう。

もしも希望番号でないおまかせ番号なら、当然、交付料も1500円程度と安く、すぐの交付になります。

この場合は、3ナンバーで言えば、2桁目が0か1(例えば300-****から319-****)から順に、適当なひらがなが付加された4桁番号が交付される・・・ということです。


希望番号の申し込みができるのは、「自家用」「事業用」の登録自動車と自家用の軽自動車です。(それ以外の、例えば、事業用の軽自動車や二輪車は適用外)

抽選対象になる番号は陸運事務所ごとにあらかじめ公表されており、例えば、大阪ナンバーでは「・・・1」「・・・2」「・・55」「・・88」「・888」「10-00」「10-01」「77-77」「88-88」・・・など、下の39種類が事前に指定されています。

人気番号  

そして、希望数字のプレートは、注文生産で作られ、HPによると、交付手数料を支払うと1週間程度で交付されるますので、新車購入では、発注後に納車までの数週間以上の納期があるので、申し込んだ番号で納車されます。

外国のプレート

外国では、いろいろな番号が自由につけられるところもあるようですが、日本のこの希望番号制度では、最大4数字部分だけの指定です。

希望番号として申し込むと変な語呂合わせの悪いナンバーが交付されるというおそれもないので、3000円強の手数料の増額であれば、この制度はリーズナブルと言えるでしょう。 

もっとも、この調査をしていて感じたのですが、希望番号でない一般番号で、4219(死に行く)、4971(良くない)などの、語呂合わせが気になるような「嫌な」番号は見かけなくなった感じがしています。 最近は交付の場合にも、それらが配慮されている感じを持っているのですが、これらの交付側の情報は全く公開されていません。

今回の調査方法と結果

前回までの調査では、走っている車の番号4桁を片っ端から読み取りました。(過去の調査内容は記事の末尾に当面残しておきます)

しかし、走っている車では車種分類までを読み取るのは困難なことから、今回は、大阪空港駐車場に止まっている、軽自動車を除く1・3・4・5について、車種分類ごとにナンバープレートを約300台を書き出してみました。

ただここで、(理由はわかりませんが、空港駐車場というためでしょうか) 1・4については300台中計6台と極端に少なかったので、これらは除外して、3ナンバー・5ナンバーについて見ています。

ここでは、車種分類の300・301・302と500・501・502を「一般番号」、330~と530~を「希望番号」と表現しています。

ここで、WEB記事を参考に、2桁目が3からのもの(33*・53*以降)を希望番号である・・・としたのですが、どうもこれも不確かな感じで、30* 31*の分類でキリ番やゾロ目の番号が目立つ感じがしていますので、空き番であれば、一般番号枠でも希望番号が割り当てているという感じは否めません。 次回は330・530以降のみの番号調査を検討していることを付記しておきます。


抽選番号、キリ番、ゾロ目、連続増減、対称、語呂合わせ・・・等の番号をここでは「気になる番号」として、私の主観で選び出しています。

また、それに先立ち、交付番号の偏りなどを調べるために、レンタカープールにあるレンタカー100台について、(3ナンバー・5ナンバーをあわせて) 4桁の番号を調べました。

レンタカーについては、希望番号はないので、大手のトヨタ・日産・ニッポンレンタカーの停車中の車を調べたのですが、そのすべてが301・302、501・502の分類でした。

全調査番号一覧

全調査番号

(図の表示)1.レンタカー・一般番号の黒太字は「気になる番号」 2.希望番号の黒太字は、2台以上の同番号があるもの 3.薄い黒網掛けは抽選対象の番号 4.斜体は抽選番号以外の私が選んだ「気になる番号」。

これで、次のようなことが見えてきました。気づいた点を列記します。

①希望番号でなくても3%程度は目立つ番号になる?

レンタカーの調査では、表中の黒太字で示したように、少し目立つ「気になる番号」が3%(3台)あります。

前回のレンタカー番号調査でも、100台中、「7007」「8866」「7711」の3台(3%)が気になる数字でしたし、指定番号の取れない駐輪場のバイクでも、100台中「5151」「4343」「6969」の3台(3%)が「気になる数字」でした。

今回調査の一般番号では、3ナンバー・5ナンバー119台の内6台(5%)の気になる数字がありましたが、この確率で考えれば、上手くいけば「気になる数字」に当選する可能性は数%あるのですから、一般番号でかっこよさそうなナンバーがあたった方は、本当の「ラッキー!」かもしれません。

良い番号に「当たりたい!」ということから希望番号制度ができたのでしたね。

ここで、レンタカーと台数割合の多い3ナンバーの一般番号で、交付されている番号に偏りがあるかどうかをチェックしました。

一般番号の偏り度調査

このように、若い番号順から交付や特定の番号範囲から交付されている可能性は低く、極端な偏りは見られず、万遍なく分布しているようですので、言い換えると、上手く万遍なナンバーになるように交付されていると考えてもいいかもしれません。 

もちろん、そのあたりの陸運局側の情報は全くわかりません。

②5ナンバーの台数よりも3ナンバーのほうが多い

かつては「3ナンバーは高級車」というイメージでした。

しかし現在は、排気量2000cc・全長4.7m・全幅1.7m・全高2mのどれか1つをオーバーすると3ナンバーになり、税金などの維持費は排気量や重さで決まるので、3ナンバーだから「維持費が高い」「高級車」というイメージは変わってきたようです。

車に対する好みや販売戦略で選択肢も多様化した結果、5ナンバーより3ナンバーのほうが増えたということですが、外車を含めて、駐車場に止まっている車を見ても、やはり、「大きい車」が目立ってきていることは感じます。

引用資料 新車販売台数推移

この図はhttps://blog.rcn.or.jp/newcar/から引用した日本自動車販売協会連合会等が集計した新車販売数ですが、2015年頃から3ナンバー等(普通乗用車)と5ナンバー等(小型乗用車)が逆転しています。

調べてみて初めてわかったのですが、もはや、3ナンバーが主流になっています。

③抽選番号のような特殊な番号にこだわらない傾向?

希望番号の車のうちで、抽選番号になっている台数は 5ナンバーでは21%(39台中8台)、3ナンバーでは12%(138台中16台)・・・と、そんなに多くありません。

希望番号の割合は、3・5ナンバーを合わせて296台中191台と、約60%の方が希望番号を申し込んでいるような数字になっています。

抽選番号、キリ番、ゾロ目、連続増減、対称、語呂合わせなど、私の判断での「気になる番号の台数」は55台(31%)にとどまっており、希望番号の70%近くの大多数の番号は、他人の私から見ると、何の意味があるのかわからない数字です。

先に紹介した「希望番号の申し込みサイト」を見ると、抽選日近くになっても抽選番号の「希望ゼロ」が多い状況を合わせると、希望番号精度の発足当初に比較すると、特定番号(抽選の人気番号)にこだわらない傾向がでてきていると考えていいでしょう。

ただ、5ナンバーの申請割合が半数以下と少なかったことについては、調査場所が空港であり、社用車が多い・・・などの背景も考えられるために、追加調査の必要があるようです。

この傾向の背景には、(例えば、「1番」などの目立つ番号を取得された方には失礼ですが) 「目立ちすぎるのも考えもの」・・・という傾向が出てきているのかもしれません。 

私個人の見方ですが、抽選番号のような目立つナンバー車に乗っておられて、「なるほど」と思うような「感じの良い車」も多いのですが、乱暴な運転やマナーの悪い車のナンバーを見て、それが「気になる番号」であれば、「やっぱり・・・」と思ってしまう・・・というような見方になってしまうので、目立ちやすい希望番号は安易につけられない局面にあることも否めません。

抽選番号になっている人気番号も、今後は縮小されたり、変わっていく可能性もあるでしょう。

④人気番号って、どんな番号でしょう?

数字イメージ

3ナンバー・5ナンバーを含めて、同番号の重複をチェックしたところ、(少ない調査台数ですがこれで見る限りは) 14%(177台中25台)しかありません。

ここでも希望番号が多様化している傾向は確かですが、(人気番号を決めるのは調査数を増やすなどが必要ですが) 一般的には「・・・1」などの1桁も魅力のようですし、4桁でない3桁、2桁番号も希少感があるので、これらも好まれる対象に違いありません。

そして『キリ番』と言われる、「1000」「5000」などや「・777」「8888」のゾロ目、「1221」「1331」などのように、回文になっているものも当然好まれる番号でしょうが、これらも時期をおいて調べてみようと思っています。

「2525(にこにこ)」「4187(良い花)」「1234(昇順)」などは微笑ましくなる数字ですが、番号だけを見ても、希望番号を申し込まれた方の数字に秘めた理由を類推できそうにない数字のほうが多いと見られますので、これらはこれからの調査でみていくことにします。

調査数を重ねていくと見えてくるものもあるかもしれませんし、ともかく次回も今回と同じ調査を継続していこうと思っています。次回調査は2021年初夏頃を予定しており、それを見て、場所を変えることなども考えていきます。

希望番号を考えられるときに、何らかのお役に立てばと思います。長い文章をお読みいただき、ありがとうございました。


過去の調査を残しておきます。

1000台を調べた結果(R1年9月):4桁のみの調査

平均して9.4%が気になる番号。 1000台の調査で「気になった番号」には次のようなものがありました。昇順で示します。

1000 1000 1001 1010 1100 1110 1122 1122 1122 1515 1700 1919 2002 2002 2010 2020 2121 2277 2299 3535 3773 3938 4004 4499 4646 4499 4774 5000 5500 6162 6666 6868 7000 7000 7007 7007 7117 7172 7272 7711 7711 7777 7788 8000 8080 8080 8080 8118 8181 8778 8787 8800 8811 8866 8888 9090

同じ番号(赤字)で重複しています。

またこれとは別の4桁以下を含めた100台だけの調査では、1から3桁番号が好まれる傾向が見えています。

1  4  5  5  7  8  12  55  88  100  123  222  222  321  876

確率的には100台では11%のところが15台(15%)になっています。

R2.8月 310台の調査(4桁のみの調査)

今回調査した全番号

バイク、バス以外の4輪以上(トレーラーなどを含む)の番号。 若い順にソート。太字は「気になる番号」としたもの。赤字は、重複した番号。

この表からは、①1桁から3桁の番号が人気 ②7000番台、8000番台、3000番台の順で人気がありそう ・・・ などが見えていますが、今後の調査でどうなるのでしょう。陸運局などから情報があればいいのですが・・・。



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(来歴)R1.11記事作成  R2.1見直し  R2.8記事追加   R2.10全面書き直し

目次

Indexのページ

ナンバープレートの希望番号の実体は

方向指示器を出さない車の実態調査

知っておいて損はない「数の数え方」


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