周りにある数字について考えてみました No.1 ナンバープレート

方向指示器を出さない車の実体調査

数えてみるシリーズ、第2弾です。 WEBの記事に、方向指示器を出さない車に遭遇した人の割合が97%だった・・・という数字を読みました。

ほとんどの人は、方向指示器を出さない車を実際に見ており、それは「いけない!」「馬鹿だ!」と思っているようですが、どれくらいなのかを数えてみました。

実際に方向指示器を出さない車の数を調べると、多いのにびっくりしました。

道交法53条(合図)では、①進路変更 ②右左折 ③徐行・停止 ④回転・後退 などの際は、「合図をすること」となっており、「30m手前」など、そのタイミングなども規定されています。

私もそうですが、ほとんどの人は、無意識に方向指示器を出していると思っていたのですが、予想以上にウインカーを出さないで曲がる車があることがわかりました。

どれくらいの割合の人が方向指示器を出さないのでしょうか?


ここでは、(1)右折信号のある大きな交差点 (2)見通しの良い駐車場からの出口のT字路 (3)専用の誘導路から駐車場に右折する時 (4)駐車場内の危険箇所 ・・・ などで方向指示器を出さないで曲がる車の数を調査しました。

ここに取り上げた場所は、少し特殊な場所かもしれませんが、いずれも、私なら、絶対に方向指示器を出さないで曲がることはないと思えるような、やや危険な場所です。

想定外に合図不履行車が多い・・・というこの結果です。

この交差点で、あなたはその時どうするか・・・についても、考えながら見ていただくといいでしょう。

大きな交差点での合図不履行車 7.4%

交差点の指示器励行

この交差点で調査しました。

ややスッキリしない交差点ですが、調査したのはこの写真の、最左の車線から左折する車と、正面からくる、「右折信号で右折してくる右折車」がカウントの対象です。

時間を変えて、約100台程度ずつ、合計620台について調査したところ、

46台が方向指示器を出さずに右左折しています。割合にして、7.4%です。交差点での合図不履行割合

100台のうち7台も指示器を出さないで曲がっている車がある結果を見ると、やはり恐怖です。

この交差点は少し特殊で、正面からの右折車は、写真の側は赤信号で停まっているので、右折時の危険はないのですが、出さなくていいというものではないでしょう。(詳細の分類はしていませんが、右左折とも同数程度の割合で合図不履行車がある状況です)

そして何と、その合図不履行車(指示器を出さなかった)46台中に、プロドライバーのタクシーや社用車(トラック、バンなど)が12台もあったのには驚きました。46台のうちの26%が「プロドライバー」の違反です。

これは全車中の割合でみると約2%ですが、「プロ」がそのような違反行為をしていると考えると、恐ろしくなります。

タクシー、会社マークの入ったトラックやバン・・・などが堂々と方向指示器を出さないで曲がってくるのですが、それを目撃すると、「うそ?」と思うほど奇異です。

やはり、個人の運転姿勢、個人の資質の問題だけではない感じです。

業務用駐車場から出る時の合図不履行車 6.6%

業務車の違反は少ないだろう・・・と思っていたのですが、それを確かめるために、少し特殊な場所ですが、業務者しか出てこないところで、それを計測してみました。

優先道路に出るときの指示器励行

このT字路は、業務車専用の駐車場から、見通しの良い通行量の少ない道路(高速道路の下)に出るところのT字路です。

ここからの右左折の業務用車が方向指示器を出すか出さないかを調査しました。

212台(通行量が少ないために時間をかけた、細切れの集計値です)に対して、14台が方向指示器を出していませんでした。

全体からの割合は6.6%になります。

つまり、業務用車といえども、特に優良という状態ではなく、同程度で合図不履行者がいるということです。

駐車場から道路に出る時の合図不履行割合

このT字路を利用している車は、タクシー、ホテルの送迎用マイクロバス、レンタカー従業員が運転する配車のための車、工事用の小型トラックなど、すべて「社用車でプロ運転手」と思われます。

さすが、ホテル送迎用マイクロバス運転手の合図不履行はなかったものの、それ以外の「会社のマークを背負ったプロドライバー」がこのような高い割合で違反しているのです。

先程の交差点調査と変わらない割合の7%近い人が指示器を出さないで曲がっています。これも恐怖です。

プロだから、個人車だから、というのではなく、一定の割合で違反車があるということですね。



駐車場に入るために右折する時の合図不履行車 53.3%

次の調査ポイントは、誘導路から右折して駐車場に入る場所です。

駐車場に入る専用の誘導路ですので、方向指示器を出して曲がる必要はない場所ですが、写真のように、少し戸惑いやすい場所ですので、後続車に注意をうながすために、方向指示器を出すほうがいいようなところです。

あなたなら方向指示器を出しますか? 調査の結果は、方向指示器を出す車と出さない車は半々程度です。

駐車場に入るときの指示器表示傾向

この道はきっと設計が良くないのでしょう。・・・。というのは、1/3程度の割合で、先頭の車は、この曲がり角で一度停止するか止まるくらいに減速しています。

ここで一瞬戸惑うような、欠陥といえる設計になっているのでしょう。

この場所は、専用の誘導路なのですが、調査中だけでも、ここまで進入して来て駐車場に入らない車で、ここを直進して通常の道路にでてしまう車が17台(約8%)もありました。

誘導路からここに入ってきた車が、ここで駐車場に入らないで直進して出ていく事自体が異常ですから、この設計は「よくない」と言えます。

駐車場に入る平日昼間の時間帯(50分間)で、214台について調査しました。

駐車場に入った197台中、右折の方向指示器を出した車と出さない車の割合はどうだったのでしょうか。

答えは、

方向指示器を出した車は92台(割合としては46.7%)が合図をし、105台の53.3%の車は方向指示器を出していませんでした。

駐車場に入る時の合図不履行車

半分の車が指示器を出さずに曲がっているのですが、駐車場には、連続して車が入る事が多く、先頭と後続では先頭車に影響を受ける可能性が高いかもしれないので、先頭車だけで、方向指示器を出すか出さないかをカウントしてみました。

入場した197台のうち132台が先頭車で、そのうちで、方向指示器を出した車は44.7%(59台)、出さなかった車は55.3%(73台)でしたので、先の全車の調査とあまり変わらない数字です。

つまり、このように、法規的には出さないでいいところで、特に危険でないような場所では、半数以上の人が方向指示器を出さないで曲がっています。

言い換えれば、「出す人は、曲がるときには、いつでも指示器を出している・・・」ということのようですね。

この調査場所は、駐車場の専用道路ですので、右折ではなく、「道なり」と受け取って方向指示器を出さない人もいるのかもしれません。

つまり、このことも「設計上の欠陥」でしょう。 設計時の検討が不十分なのですが、運用されると改善も難しいので、どうすればいいのでしょうか。

事故やトラブルは、運転者だけでなく、道路の管理者設計者の問題も多いのですが、このような、シンプルさにかける道路が多くなると、事故につながるかもしれません。


駐車場内の交差点で合図をしない車 51.3%

次は、駐車場の中での調査です。

これも少し特殊な場所です。 屋根付きの駐車場に入る手前に道路があります。 左右からの見通しも良く、左右から車が来るのは、はっきり視認できます。 しかし、前方1階の駐車表示はすべてオレンジの駐車済みランプが見えるために、(2階以上は空いているのですが)多くの車は右左折して他の駐車場所に向かっています。

ここは、前方の駐車場に入るために直進優先ですが、反対に、右左折する場合は方向指示器を出さないといけないはずですが、半分ぐらいは指示器を出さないで進行しています。

この写真を見ると、真っ直ぐ進むような道路標示ですし、左右道路には段差が設けて安全対策がされていますが、あえてここを右左折するときは、ウインカーを出すのが当然だと思いますが、現実はそうではありません。 怖いですね・・・。

駐車場内での指示器励行

ここは、流入が多いときには誘導員がいて通行の誘導をしていますが、このときは夕方で通行する車も少なく、誘導員もいませんでした。

このときは58台について調べました。

さて、方向指示器を出さない車は何%いたでしょうか?

56.9%(33台)は指示器を出していません。指示器を出して曲がる車は43.1%(25台)と、やはり先に示した駐車場入口と同程度の数字になったのは意外でした。

駐車場で指示器を出さない車の割合

つまりここでも、「合図を出さない人」が思った以上に多いことがわかりましたし、「出す人は常に出す。出さない人は常に出さない・・・」という傾向のようにも思えます。 多分、この記事をお読みいただいている方は、「出す人」と思っています。

事故はいつ起こっても不思議でない

冒頭に、ほとんどの人が「方向指示器を出さない車を目撃している」というWEBの記事を紹介しましたが、調べてみると、やはり「いい加減に運転している人が多すぎる」ということかもしれません。

これは、「どこかの上級国民」のように、自分の違法行動を正当化するとまではいかなくても、意外と無意識に、守るべきことが守られていないこともある・・・という一例です。

この記事をお読みいただいた方は、「私ならそんな無謀なことはしない・・・」とお考えでしょう。しかし、周りの運転は「こわい」のです。 謙虚にこの数字を見て、さらなる遵法運転と予測運転を心がけて、事故に巻き込まれないようにしましょう。

以上、十分な数の調査ではありません。しかし、数は意外と正直に反映するように思います。



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(来歴)R1.12記事作成  R2.9誤字脱字見直し   

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ナンバープレートの希望番号の実体は

方向指示器を出さない車の実態調査

知っておいて損はない「数の数え方」


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