私の大阪弁(大阪言葉)を音声付きで紹介

私の話し言葉は河内弁で、生粋ではないですが大阪弁です・・・


上の写真は大阪府の東にある高安山の中腹から見た大阪平野で、先に見える山は六甲山、途中のビル群は大阪駅(梅田)で、もちろん、あべのハルカスも見えています。

私の生活圏は、この大阪平野で、幼少時は大阪市内、そして55年以上を中河内(なかがわち)である東大阪市で過ごして、河内弁に接したのですが、自分で言うのも変ですが、河内弁になりきれませんでしたし、生粋の河内弁を話す人もほとんどいません。

話し言葉も時とともにどんどん変わります。

河内市(東大阪市の前身)に引っ越したのは小学生の頃で、今はない「河内市立中央小学校」の同級生の会話がさっぱりわからなかったことを覚えています。

その後に北摂の豊中市に転居したのですが、ここでもやはり違います。話し言葉もその土地々々の言葉に染まっていくのは仕方ないことでしょう。

もちろん、言葉は時とともに変わるのが普通で、純粋の「**弁」というのを維持するのは難しいですし、昔使っていた言葉の懐かしさや、それが場所や時とともに変わっていくさみしさも感じてきました。そして時折、私の言葉も「大阪弁なのか?」と自問する時もあります。
それもあって、私のためにも、音声で記録していこうと考えてこの文章を書きました。

もちろん、私の言葉が「標準大阪弁」ではないでしょう。しかし、長年にわたって染み付いた、一人の「純大阪人の言葉」であることだけは確かです。(収録はmp3形式です)

私が暮らした大阪地域の地図

ここにある四角マークが3年以上(寝起き以外もあわせて)生活した地域です。残念ながら高槻方面と八尾方面には暮らしたことがありません。これらの地域も独特の言い回しがあるようなのですが、ここでは、私が使っている(または使ってきて消えてほしくない)大阪言葉=大阪弁≒私の河内弁をピックアップしました。


大阪弁の「あ」のつく言葉

大阪国際空港のビュースポット スカイランドHARADA駐車場

大阪国際空港は、騒音反対で揺れたことも昔になりました。もう一度国際線が復活してほしいですね。

 あかん そんなんあかん  だめ  それは(やっては)いけません 
 あほ  あほんだら  あいつあほちゃうか  バカ    あの人はバカです 
 あんた  あんたなぁ  あなた  あなた・・・ねぇ 
 あんなぁ  あのねぇ 
 あれへん   お金あれへん  ありません  お金を持っていません 
 あえへん (合計・意見が)合わない 
音声「あ」へのリンク←クリックすると音声が流れますが、ボリュームに注意ください。

大阪弁の「い」のつく言葉

田能遺跡

大阪空港の南西にある田能遺跡の復元住居跡です。もちろん、見学無料。訪れる人はまばらです。

 いてるでぇ  いてへんでぇ  居ますよ   いませんよ  
 いらち(やなぁ)  落ち着きのない、せっかちな人ですね
 いけへん 行けへんか? 行かへんか?  行きませんか? 行けませんか? 
 いちびり いちびるな ちょける  調子に乗りやすい人 落ち着きのない動作 
 いっこもない  1個もない=全くありません 
 いけず(せんといて)  意地悪をしないで頂戴 
音声「い」へのリンク

大阪弁の「う・え・お」のつく言葉

北摂の足、大阪モノレール

4両編成で走る大阪モノレールは、私の住む北摂地域の足です。高いところを走るので、眺める景色は最高です。

うえお (女子が)うちのこと  うちのこと  私のこと  家のこと 
 ええでぇ  良いですよ・結構ですよ・よろしいよ 
 えげつない(なぁ) えげつなぁ  ひどい、やばい、ものすごい 
 おもろい  おもろいかぁ?  面白いね 面白いですか(=面白くないよ) 
 おおきに  ありがとうございます 
音声「うえお」へのリンク

大阪弁の「か・き・く」のつく言葉

大阪ビジネスパークを望む

大阪は川が多いのですが、多くの川が埋め立てられてしまいましたし、情景も変わりました。大阪城横の、寝屋川と第2寝屋川の合流点で、バックはOBP(大阪ビジネスパーク)のビル群です。

かきく  かめへん  かまへん  構いません 
 かんにん  すみません 許してください 
 帰りしなに いにしなに  帰る途中に 帰るときに
 (この服)きっしゅくや(なぁ)  (この服は)窮屈(ですね) 
 (それ)くれ  それ(私に)頂戴 
音声「かきく」へのリンク

大阪弁の「け・こ」のつく言葉

豊中市の御獅子塚古墳

豊中市にある古墳です。昔の人が今の大阪をつくってきたと考えると感無量です。

けこ  けったいやなぁ  変わっていますねぇ 変ですねぇ 
 けーへんか?  来ませんか? 
 こーたった こーたったんやがな  買ってあげた  買ってあげたのですよ 
 こちょばい こそばい  くすぐったい
 ごっつ(うまい!)ごっつい(大きい)  すごく(おいしい) すごく(おおきい) 
音声「けこ」へのリンク

大阪弁の「さ・し」のつく言葉

大阪市役所外観

大阪市役所です。古い市役所の建物も良かったのですが・・・。

さし  (これ)さらや  (えらい)ふるや  (これは)新品です (大変)古い品物です 
 しゃーない(なぁ) しょーない(し)  仕方がないなぁ しょうがないし・・・
 しょうもない・しょうむない  くだらない・面白くない
 しんどい しんど  疲れた 
 しまう しもといて なおしとって  片付けてどこかに入れる
 (それ)したる  (それを)してあげる・やってあげる
 さぶいぼ(が出た)・さむいぼ  鳥肌が立った 
音声「さし」へのリンク

大阪弁の「す・せ・そ」のつく言葉

千里中央のセルシー

千里万博のときに生まれた千里中央の顔「セルシー」ですが、間もなく取り壊される運命にあります。

すせそ  すまんなぁ  すみませんねぇ 
 すっきゃねん  好きなのです
 せーへん せんといて  しない しないで!
 せや そや  そうだ
 それくれ!  それをちょうだい 
 音声「すせそ」へのリンク

大阪弁の「ち・つ・て・と」のつく言葉

御堂筋からの道頓堀

大阪の顔「道頓堀」を御堂筋から撮影しました。このあたりの景色は絶えず変貌しています。

ちつて  ちゃう  違う
 つこた  使った
 でけへん  出来ない 
 どないやねん  どちらですか・どうですか 
音声「ちつてと」へのリンク

大阪弁の「な・は・ふ・へ」のつく言葉

千里万博公園の太陽の塔

現在は、この太陽の塔の内部が公開されています。1970年は決して景気が良かったわけではありませんが、古き良き時代として記憶されています。

なはふへ  なんでやねん  なぜなのですか・どうしてですか 
 なんぼや  これなんぼ  いくらですか  これはいくらですか? 
 はよせい  早くしなさい 
 ぶた  太っている(こと・人)
 べべ  どべ  どんべぇ  最下位
音声「なはふへ」へのリンク

大阪弁の「ほ」のつく言葉

大丸横のディオールの屋上

心斎橋大丸横のDiorの入っているビルの屋上ですが、星の横に本物のお月さんがあるのがわかりますか。

 ほんまに  ほんま  ほんまぁ?  本当に  絶対本当です  本当ですか? 
 ほる  ほかす  (それ)ほって!  捨てる  (それを)捨ててください 
 ほな ほんなら  それでは 
 ぼちぼち  そろそろ ゆっくりと もうひとつ(=よくない) 
 ぼろかす(に言う)  むちゃくちゃに言い放つ 
音声「ほ」へのリンク

大阪弁の「ま・み・む・め・も・わ」のつく言葉

大阪大学総合学実博物館玄関

大阪大学(豊中学舎)の総合学術博物館は「マチカネワニ」標本の他、楽しい展示があるので必見。(日曜休み・見学無料)

まみむめもわ  まけて  もう少し安くしてください 
 みーひん めーへん  見ない・見ません 
 むっちゃ  無茶苦茶・たいへん
 めっちゃ  めっちゃブス  たいへん、とても  ものすごい不美人 
 もらう   やる  頂く  あげる 
 わかれへん  分からない 
音声「まみむめもわ」へのリンク

言葉には苦労しまんなぁ(=しますねぇ)

近年は大阪弁も、褒められているのかケナされているのかわかりませんが、吉本興業の東京進出のあって、かなり認知されるようになってきています。しかし、過去にはそうではなく、他所へ行くと、自分の言いたいことが伝わるかどうか、びくびくものでした。

私が自分の「言葉」に驚いたことが3回あります。
最初に驚いたのは、大阪市の都島区から東大阪市(当時は「河内市」)に引っ越したときです。朝起きて外に出ると、地元の同年代の子供達が、不思議そうに話しかけてくるのですが、いわゆる「かわちべん」です。ほとんど別世界の言葉だと思いました。・・・が、それから半世紀以上を旧河内市と旧枚岡市で過ごしましたので、もちろん、(南河内の言葉はわかりませんが)河内弁が基本的に身につきました。

2番めに驚いたことは、社会人になってしばらくして、東京方面にクレーム処理のために出張に行ったときに、それを説明するのに、大阪弁しか使えないので、東京言葉との「語句」、イントネーション、ボキャブラリーなどがあまりに違うことにびっくりしましたし、冷や汗モノでした。
そして不思議に感じたのですが、九州方面の出張は、大阪弁で話していても、意外と通じる不思議さを記憶しています。

そして3番めは、同じ大阪なのですが、北摂のほとんど箕面市に近い豊中市に移り住みました。
今住んでいるあたりは、新幹線や空港から近いこともあって、標準語圏から越してくる人が多く、小中学生の会話を聞いていると、それが大阪弁話者と標準語圏話者が融合して、独特の会話になっています。まだ違和感が抜けないのですが、東大阪でも小学生の標準語化が進んでいますので、時間とともに、そして急速に「大阪弁」が変化していくのでしょう。

このように、場所が違えば違う言葉になるということ自体も不思議ですが、言葉は「コミニュケーション」の道具ですから、言葉の違うものが意思の疎通をしようとすると、その中間的な言語で会話をするので、東大阪でも、東京や大阪でも、そして北摂でも、どんどん混じり合った言葉や語彙が話されるようになっていくのでしょう。

近年のドラマなどでの大阪弁も「よくなった」と思うのですが、もちろん、コテコテの大阪弁では通じないので、アレンジされた大阪弁の会話になっています。このことは、すでに大阪弁自体が標準語化されてきていると言える・・・ということなのでしょう。

私自身、子供に「それ何」と私の言葉を聞き返されることもあります。ここに録音した言葉も、数年立つと、変化していたり、死語になっているかもしれませんね。

   →応用編「変わってきた大阪言葉」はこちらに・・・


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