Hanako's papaの小さな旅の全記事紹介です


別の記事「私の大阪言葉」では、いくつかの大阪言葉をピックアップしましたが、ここではそこで紹介した大阪特有の単語を織り交ぜて、ある状況での言い方や言い回しの例を紹介します。

もちろん、私の言葉は、標準的な大阪弁ではないという方もあるでしょう。しかし、大阪以外を知らない生粋の大阪人ですので、それなりの大阪弁になっているはずです。(録音はmp3形式で、あわせて大阪のPhotoを紹介しています)

信貴山 朝護孫子寺
信貴山の真言宗「朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」は、毘沙門天をお祀りしているのですが、いつからか、虎がメインになっている感じです。もちろん、阪神タイガースの話題も事欠きません。

(例1)久しぶりの同窓会で友達と会った時の会話

A:ひっさしぶり。遅かったやん、何しとったん? お前、どべやで。 

B:すまんすまん。おいどにごっついデンボが出来てて、はよ歩かれへんかってん。

A:ほんま? 車でけえへんかったんかいな。 隣、モータープールあんのに。

B:そーかいな。飲まんならんし・・・。おかんは、やめとけ言うたんやけど、きてもた。

A:なんか、しんどいんか? えらい顔して・・・。

B:そやなぁ、しんどないけど、むっちゃ痛い。何や知らんけど。 さぶいぼが出てる。

A:前おうた時も、めばちこできた言うてたんと違うかぁ? しゃーないやつやなぁ。

B:ボロかすに言いないや。えげつないなぁ。


会話の音声を聞く

内容はわかりましたか? 同窓の親しい2人の会話なので、2人だけが通じればいい内容で、わかりにくいかもしれませんが、このようなテンポで会話が進みます。

この中にも死語に近い言葉もありますし、テレビドラマや漫才でも聞くことがないかもしれません。リズムだけでも感じ取っていただければと思います。


【標準語的な訳】

① A:久し振りですね。遅かったようですが、どうかしたの? あなたが最後(に来た人)ですよ。

② B:大変すみません。お尻に大きなできものがあって、早く歩くことが出来なかったのです。

③ A:本当ですか?(大変でしたね) 車で来なかったのですか。隣に駐車場がありますし・・・。

④ B:そうでしたか。飲酒もしますし、私の母も行かないほうがいいと言っていたのですが、来ました。

⑤ A:どこか(悪くて)、疲れているのですか? すごく疲れた顔に見えますよ。

⑥ B:そうですか? 疲れてはいませんが大変痛いのです。なぜかわかりませんが・・・。 鳥肌が立ってきました。

⑦ A:以前に会ったときも、眼に「ものもらい」が出来たと言っていたようですが、(いつもなにかがあって)どうしようもない人ですね。

⑧ B:(そんなに)無茶苦茶に言わないでください。ひどいですよ。


三光神社にある真田の抜け穴

これは。大阪城の数百m南にある「三光神社」に伝わる「大阪城に通じる抜け穴」の入り口です。現在は行き止まりになっています。
大阪城にまつわる抜け穴や、豊臣が滅びる前に隠した「金銀財宝」の話が、現在でもまことしやかに話されています。


【上の会話を補足します】
①疑問形で「~たん?」と言う会話は多いです。「どべ[または「べべ」](最後・最下位)」という言葉は、聞くのが少なくなり、「けつ(おしり)」という言い方になってきたようです。

②「でんぼ」も独特の単語です。「おいど」は女性語で、男性は「ケツ」ということが多いようです。「歩かれへん」は「歩くことが出来ない」ということですが、「~かってん(だったのです)」は過去のことを言っている表現です。

③モータープールは標準語だと思っていましたが、そうでもないようですね。駐車場のことですね。

④「おかん(母親)」「おとん(父親)」という人も少なくなりました。中高生の男子生徒がよく使います。

⑤「しんどい(疲れた)」「えらい(たいへん)」は、現在でも現役のWORDです。「えらい」というのは、優秀だ、賢いということでも使われます。

⑥何かを断言してすぐ後に「何や知らんけど」というのはよく聞きます。知らない人が聞くと「無責任」のようですが、私はこの感じはたいへん好きです。

⑦大阪でしか聞かないような独特な単語はいくつかあります。
かしわ(鶏肉) ごんぼ(ごぼう) ぼっかぶり(ゴキブリ) やいと(お灸) ややこ(赤ちゃん) れーこー(アイスコーヒー) つれ(友達)  ばば(うんこ)  べべ(着物) 

おおきに(ありがとう)などの商売人が話す言葉も多く残っていますし、それが紹介されています。「勉強してや・まけといて(安くする)」「しまつせんと(節約しないと)」「なおしといて(しまっておいて)」などがたくさんあったようですが、多くの独特の単語は急激に話されなくなってきたようです。

⑧ 「ぼろくそ(無茶苦茶)」ということもあります。「えげつなぁ」という言い方は、話の流れによって、ひどい、やばい、すごい、きつい・・・など、いろいろな意味を持ちます。濁音が入ると、汚い言葉に聞こえてしまうのですが、それが好まれるところもあり、特に、河内弁では、きつく言う感じが強い言葉が多いようです。

天王寺公園 茶臼山
天王寺の近く、一心寺の裏にある「茶臼山」の池です。小学生の時にこの近くに住んでいましたが、「友達同士だけでは行くな」としつけられていました。当時はこの橋や欄干はありませんでした。

言葉は常に変わっています

毎週3回ほどSkype(スカイプ)を使って英語の会話を楽しんでいます。教えられながら、「日本語では***と言うのですよ」と、言う、その「***」を私の大阪弁で教えます。

すると、フィリピンの先生が「大阪弁」の日本語になっていきます。

大阪弁の芸人さんの力が増してきたのでしょうか、年を追うごとに、テレビなどで大阪弁の露出が増えていますので、コテコテの大阪弁を発しても、意外とコミニュケーションが取りやすくなっている感じがします。

東北人の言葉がわかりにくいと言われますが、でも、英語と同じで、現地人同士の会話はわかりませんが、こちらから会話しようとすると通じます。

言葉はコミニュケーションの道具ですから、異なる地域の人が出会うと、その共通語で会話が進みます。だから、何が正しいということは言えませんし、反対に、上に書いた大阪弁の文章や説明が「何か変」「ちょっと間違っている」と思う方はおられるのは当然でしょう。

でも考えてみると、100%正しい標準語が話せる人がいないですし、大阪弁と言っても、地域で異なっているほどですので、話し言葉に「正解不正解」というのはないでしょうし、ここでの説明も、適当に聞き流す程度でいいと思います。

長年付き合いのあった同窓生でも、普段は離れて生活していますので、たまに会って話すと話し言葉に違和感を感じます。そして、同窓会から帰ってきて、家族と話すとストレスなく、やはり落ち着きます。

言葉とはこういうものですし、すこし離れているだけでも、それぞれの言葉は変わっているということでしょう。


  

→もう一つの記事 「私の大阪言葉」を読む


仁徳天皇陵

仁徳天皇陵の正面です。これは仁徳天皇の墓ではない・・・などの話題もありますが、世界遺産にしたいという動きもあり、どうするのでしょう。今、習う歴史も、私が習った頃の内容とは大きく変わっています。

言葉などは、変わらないほうが不思議なのですが、趣のある言葉が消えてなくなってしまうのは微妙に寂しいことです。



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