四ツ橋筋を歩く~西梅田から住之江公園へ

大阪メトロの四つ橋線に沿って地上を歩いてみました

大阪中心部を南北に走る道路のうちの主要道路の一つが四ツ橋筋です。この道路は、難波~梅田までが北行き一方通行になっています。

道路の下には、大阪メトロ(旧名:大阪市営地下鉄)の「四つ橋線」が走っており、これは、西梅田~難波~大国町~玉出~住之江公園までの地下路線で、地上の道路に沿って地下鉄が走っています。

今回はこの、西梅田から住之江公園駅までの地上を歩きました。

西梅田から住之江公園の歩いた道のり


グーグルの地図を見ると、全行程は約12㎞2時間半となっています。

ノンストップで歩いたのですが、信号のタイミングもあって2時間45分かかっています。

朝9時に西梅田駅から出発です。
桜橋に出て、四つ橋筋の東側を南下します。


うつぼ(靭)公園

整然としたビル街を眺めながら南下します。

中之島を過ぎて、緑を感じる初めての場所が「靱公園」ですが、これは「うつぼこうえん」と読みます。

表示板にもひらがなで書かれるものが増えましたので、「うつぼ公園」なら読めますが単独の文字「靭」を読める人は数少ないでしょう。

この字は、靭性(じんせい:金属的には、強靭性、耐衝撃性という意味)というように、粘りがあってなめらかという意味があるようですが、公園が横に細長いので「海のギャング『うつぼ』」のことかなぁ・・・と思ったのですが、ウィキペディアでは、ぜんぜん違う内容の由来が書かれています。

Wikipediaによると、「靭」の由来は、魚商人たちが『やすい、やすい』と威勢のよい掛け声で魚を売っていたのを聞き、『やすとは靱(矢を入れる道具。矢巣とも言った)のことじゃな』と洒落たことからその名が付いた・・・ ということのようです。

うつぼ公園 靭公園のモニュメント

「都会のオアシス」という言葉がありますが、この靭公園は町中に古くからある公園・・・のイメージがあります。

写真の人々は創作の「作り物」です。 実際に、うまく作られています。


お昼休みになれば、たくさんのビジネスマン・ビジネスウーマンの姿が見られます。四ツ橋筋が東端ですが、公園は横に長く、なにわ筋を突っ切り、あみだ池筋まで横に伸びている広い公園です。


少し南に歩くと、本町通りを過ぎてレトロ感のある「立売堀ビルディング」が見えてきます。 これを「いたちぼり」と読むのもやはり難しいですね。

立売堀のビル
周りと調和しないちいさなレトロビルですが1Fのオーニングの色合いや感じは非常に「古い良さ」を感じます。


小さい頃、四ツ橋といえば電気科学館でした

途中に何回か信号につかまりながら、出発から約40分歩いて四ツ橋につきました。

子供の頃、大阪人は「四ツ橋」といえば「電気科学館」の代名詞でした。

現在は中之島の「市立科学館」に踏襲されていますが、ここにあったプラネタリウムはカールツァイス製で、当時は日本に3台しかなかった・・・とPRされていた記憶があります。

その当時のプラネタリウムの装置は、今でも市立科学館に展示されていますが、私もこのプラネタリウムへは学校の校外学習でも見学にきたことで記憶していますので、同年代の年配の方々には思い出があるのではないでしょうか。

当時のプラネタリウムでは、学芸員の人が「夜」を操作してくれました。 

夕暮れとともに空が暗くなってきて、「もっと暗くなります」・・・という言葉に合わせて、星が見え出す・・・という、子ども心に、なんとも言えない「科学」を感じていました。

昔の四ツ橋電気科学館の後に建ったビル
その跡地に建っているビル名はブルーウェーブインとなっており、ちゃんと屋上にはドームのような形が見えており、昔を忘れさせない演出が憎らしいですね。
丸いドームの中はどうなっているのでしょうか・・・。


難波(なんば)は寄り道せずに通過

1時間をかけて「湊町」につきます。

阪神高速道路が複雑に入り乱れていますが、道頓堀川を越えると、FM大阪の奇抜なビルがあります。

近代感のあるゾーンですが、ここへは立ち寄らずに南下しますが、これから地上の道路は国道25線になります。

この東側一帯が「なんば」で、難波と書きますが、このあたりの「地上」 は歩行者には全くやさしくありません。

地下街が発達しているので、横断歩道がなく、「地下ヘ潜れ!」と強制される感じです。 しかたがないので、地下に潜ってから南に進んで、道路(千日前通)を横断します。

現在は「なんばウォーク」という呼び名になっていますが、初めてできた地下街は「虹のまち」と呼ばれていました。年配の人はこの名前が懐かしいでしょうね?

地下街の西側にはJR難波駅があり、OCAT(オーキャット)という、国際線のチェックインカウンターもあるところですが、地下街が分断されているために、JRなんば駅の周辺は少し見放された感じです。

なんば(近鉄難波駅・南海なんば駅)周辺は人が多く、Walkerには歩きにくいだけのところですので、どこにも寄らないで、地上の道路をひたすらに南下します。

御堂筋との合流する付近にある、相撲の春場所が開催される「府立体育会館(今は「エディオンアリーナ大阪」)」を左手に見ながら少し行くと、道路西側に大国主神社があります。

大国主神社

もう少し南に「今宮戎神社」があるのですが、今宮戎神社と大國主神社も、なにかユーモラスな神様ですが、恵比須様(大阪では、「えべっさん」といっています)は商売繁盛の神様で大黒さんは 縁結びの神様?・・・ です。

もちろん、お金に関係ある恵比須様のほうが人気があるのは確かです。

  

大国町といえばトミヤマと返す人はかなり高齢

この四つ橋筋に続く国道は梅田新道を起点とする26号線が府立体育館あたりで四ツ橋筋に合流します。

大国町といえば、子供の頃は靴のデパート「トミヤマ」の代名詞でした。

その「靴のトミヤマ」が無くなって久しいのですが、「ここへ来ると、どんな靴もある」 ・・・ と言われるほどに、いろいろな靴が迷路のような売り場に数多く並んでいた記憶があります。

この、靴のトミヤマが入っていたビルは窓のない宣伝用のラッピングビルになっていました。
大国町トミヤマの後に建てたビル

大国町交差点の反対側にあった「MARUTOMI」という服屋さんも消えてしまいました。(安くて好きだったのですが・・・)

大国町と言えば、とにかく「安いもの」が買える場所であった記憶があるのですが、それは過去のものなのでしょうか。

難波から国道26号線沿いに南下すると、地下鉄の駅では、難波-大国町-花園町-岸里-玉出・・・と続きます。

玉出は「スーパー玉出」のイメージに・・・

玉出の蕎麦屋さん 玉出商店街

国道26号線沿いは、これと行って目を引くものも少ないのですが、「信濃そば粉の水車」と「スーパー玉出」の黄色い表示が目立っています。

しばらく歩いて地下鉄玉出駅の手前にある、玉出商店街を少し入ったところに、1円セールの安売りで有名な黄色い看板の「スーパー玉出」があります。 多分、本部がこの近くにあるので、1号店だと思うのですが、古くから「八百屋さん」だったイメージがあります。店名は、この地名の「玉出」からとったのでしょう。

地下鉄玉出駅は、昭和49年頃までは、現在の住之江公園まで伸延しておらずに、四つ橋線の終点でした。

その頃は、夜中の0時を過ぎても地下鉄が走っていたこともあって、水商売をする人が最終電車で帰ることができる便利な場所であったために、ワンルームマンションが乱立した時期もありました。

玉出駅の東手の小高い丘陵地は、高級住宅地として知られる手塚山地区です。

玉出駅の26号線沿いに、ソースをつけないたこ焼きで有名な「会津屋」さんがあります。 そして、その会津屋さんの向こうを張って、26号線をはさんで「まあまあうまい」と書いた「たこ焼き屋さん」ができているのも「大阪」らしいなぁと思います。

「西成区=釜ヶ崎あいりん地区」と短絡的にイメージする人も多いのですが、26号線沿いは風紀的な問題は感じません。

26号線を南下して玉出まで来ると、大国町、花園町、岸里あたりとは少し趣が変わります。 

今では交通量も多くなって信号機のないところを横断する人はいませんが、大国町から岸里までの区間は、赤信号で道路を渡る人が多いので注意するように聞かされていましたが、玉出までくると、そのような感じはなくなります。


玉出交差点で26号線と別れます。

西に右折して南港通りを進みますが、玉出交差点を東に左折すると、高級住宅街といわれる帝塚山地区です。

地下鉄(大阪メトロ)の四つ橋線の電車は急カーブを切れませんので、少し南側で大まわりして「南港通り」の下を走り、その後、北加賀屋駅で大きく左折して「新なにわ筋」を南下します。

地下の電車も適当にカーブしながら、道にあわせて走ります。

北加賀屋駅から地上を10分ほど歩くと、その右手遠方に、白い塀に囲まれた住之江の競艇場が見えてきます。

その白い塀が途切れたところが地下鉄四つ橋線の終点の住之江公園駅です。


住之江は競艇?

競艇場は住之江公園の北西に面しており、住之江公園駅で2025年の万博が開催される大阪南港方面へは、小さな自動運転電車のニュートラムが出ています。

そのニュートラム駅からは、競艇場のプールが見えます。

住之江公園駅北東側には、住之江神社や住之江公園がありますが、競艇場にためにこれらが霞んでしまって、今では「住之江」というと、競艇場の代名詞になっている感じです。

住之江公園駅は大阪メトロ四つ橋線の終着駅で、大阪府庁舎が移転した南港方面に行くニュートラムへの乗換駅ですが、南港夢洲で万国博覧会が開催されると、今のニュートラルでは搬送能力が低いので、何かの対策が打ち出されて、住之江公園周辺も変化があるかもしれません。

住之江競艇

*******

西梅田駅から歩いて2時間45分で住之江公園駅に着きました。交通量の多い舗装道路を歩くのはかなり疲れます。

長い文章でしたが、お付き合いいただき、ありがとうございました。


PR

その他の記事

 【大阪市営渡船8ヶ所を歩いて巡りました
大阪市営渡船
大阪市にかかる川を行き来するために、大阪市が運営する渡船が8か所あります。それを徒歩で踏破しました。全工程の地図と渡船の時刻表をつけています。歩く距離は15kmほどで、自転車も乗船OKですので、季節のいい時にトライしてはどうでしょう。

大阪国際空港
大阪国際空港
大阪の人は伊丹空港と呼んでいますが、国際線は関西空港に移ったあとでも国際空港の名前が残っています。運営会社が変わって施設の更新も進んでいます。レストランや駐車場情報も随時更新。

オペアンプの使い方(1)オペアンプと電源
オペアンプ
初心者の方がオペアンプをいざ使うために書籍を読んでもわからないことがたくさん出てきます。私自身、電源や電源電圧などの基礎的なこともよくわかりませんでした。オペアンプに慣れるために、簡単な内容を紹介しています。その他オペアンプに関連した記事も書いています。

WIN10にEWI USBをセッティング
EWIのCD
EWIはAKAIから発売されているクラリネットタイプの安価で丈夫なシンセサイザーで、購入当時のWIN-XPのCDでも、最新のWIN10-64Bitのパソコンなどにソフトをインストールして問題なく使用できています。10数年たっていてもインストールして楽しめます。

ナイフ作りで熱処理の基本を学ぼう
ナイフの熱処理
鋼の熱処理や特に「焼入れ」などは専門的でわかりにくいのですが、鋼種、加熱冷却の基本を知れば、ガスコンロなどで自分で熱処理することができます。これを知っていると、熱処理依頼をするにも、的を射た打ち合わせができるでしょう。ここでは、炭素工具鋼の熱処理をしながら、熱処理について説明しています。


(来歴) H30.9 文章見直し   R1.8見直し   R2.9見直し
 
PR








記事の紹介

千里川を歩く
千里川
千里川と言えば、伊丹空港に着陸する飛行機を見るビュースポットで有名ですが、箕面の山に端を発して猪名川までの千里川(約11km)を歩いてみました。起点と終点は交通の便が悪いですが、変わったウオーキングも楽しいものです。

阪急宝塚線で社寺名の3駅が続くところ
中山寺
中山観音駅、売布神社駅、清荒神駅と3駅が社寺の駅名の連続というのは珍しいでしょう。それを歩いて巡りました。たくさんのご利益をいただける感じがします。5km程度の距離です。お正月3が日はすごい人ですので、それを避けてトライしてみてはどうでしょうか。

淀川を全部歩く
淀川
滋賀県の山奥から流れ出た水は、琵琶湖から瀬田川、宇治川、淀川と名前を変えて130kmを旅します。このうち、淀川の長さは38kmですが、ここを歩きました。河口0kmの先にまだ川が続いている様子などを紹介しています。

源氏の滝
おりひめちゃん
大阪府交野(かたの)市は織姫伝説、洞窟巡りの磐船神社などちょっとした見どころがあり、夢多い町です。中でもパワースポットで有名になった源氏の滝ですが、私にとって、ちょっとした思い出のある場所です。パワースポットについては書いていません。


Page Top▲