このページは、フィリピンのマクタン島の英語学校に短期留学した3週目の週末に、ジープニーを乗り継いでギターを買うために、見知らぬ町に小旅行に行った内容です。
(このページがフィリピン留学関係の9ページ目で、最後のページです。目次はこちら


セブのギターを購入しました

マリ-ンギター店  ギター購入

観光案内に、「セブはギターの産地」とあります。

これは、正確にはセブ島ではなく、セブ空港のあるマクタン島の地図の赤印の付近に数件のギター工房が集まっています。
Cebuの地図
工房では最大手のアレグレギターというお店が有名で、WEBでもこのお店について紹介している内容が多いのですが、私は他の店でギターを購入したのでそこには行きませんでしたし、このHPは英語の短期留学の内容を紹介していますので、みなさんが書いていない内容を紹介することにします。

現地ではギター工房の観光ツアーもあって、多くはアレグレギターさんに行くようですが、私は地図のように、学校のある半島から赤線のようにジープニーを乗り継いで歩いた先で見つけた工房に順番に入って品定めをしながらの小旅行です。
そして、上のギターを購入しましたが、買うと動きが取れにくくなって、結局、アレグレギターさんには寄りませんでした。

グーグルマップ(現地で日本版を使用)で調べたところ、地図に示すあたりに、9軒のギターファクトリーの名前ががありました。行ってみると、グーグルマップに載っていない小さな店もあります。

フィリピンに行く前から小ぶりのギターを買いたいと思っていたのですが、いろいろなWEB記事を読んでも何かピンときませんし、ともかく異国の見知らぬところへ、ツアーではなく個人で買い物に行くのですから、事前の情報なども収集して万全を期さないといけません。そのあたりから紹介します。

フィリピンに行ったらギターやウクレレを買おうと思っている方は参考になるところがあれば幸いです。


英語学校はマクタン島の北端の半島にあって、ギター工房のある地域からは少し離れています。

距離にすると10km程ですので、ちょっと距離がありますが、普通はタクシーを使っていけば簡単ですし、帰りの心配もいらないので、セブ市内や空港からそこに行く場合は、タクシーを利用するのが気持ちが楽でしょう。かなり走りますが、日本のようにタクシー代も高いと思わないでしょう。

しかし私は、あえてタクシーを使わないで、ジープニーを乗り継いで、 さらにジープニーが通らないところはトライシクルで行くという予定を立てました。
このジープニーは乗合自動車、トライシクルはバイクのタクシーという感じです。
ジープニー トライシクル

学校での授業では、週末が近づくと、先生は必ず「来週末はどうするの?」と聞きます。
そして、この「ギターを買いたい」という話をすると、話が盛り上がり、いろいろな情報を先生から教えてもらうことができます。
たまたま目的地近くに住む先生がいて、タクシーを使わないで行く経験をすることをすすめてもらったので、その先生がいう方法でトライすることにしました。

学校前でジープニーを捕まえます

【ハイウェイとロード】 
2車線(または4車線)の道路を「ハイウエイ」といい、それより細い道路は「ロード」と表示されています。ハイウェイといっても、交通量も多くなく、日本の道ほど良い舗装がされた道路ではありません。

学校はマクタン島北の半島の先端近くにありましたので、まず学校の前でジープニー「マクタンニュータウン」行きのジープニーを捕まえて、そこから南行きのジープニーに乗り換えて「Datag」で降ります。

そこからは狭い道(パジャック・マリバゴロードという道に工房は点在しています)なので、ジープニーはほとんど走っていなません。
たむろするトライシクルを捕まえて 「Guitar Factory」と運転者に伝えて、看板が見えてきたところで降りればいい・・・というようにレクチャーを受けました。

・・・というだけなのですが、これは現地経験3週間の英語レベルが初級のシニア日本人には「子供のお使い」と同様にかなり難しいことです。
しかし、3週間英語漬けになっただけで、(不思議ですが)町で英語で話すのが怖くなくなります。

旅行記ではないので、ここからは、ポイントだけを書くようにします。

乗り換え地や人が集まる場所には必ずと言っていいほど、日本人狙いの「ガイド(と言うより世話人という感じです)」が何人もいて、頼みもしないのに声をかけてきます。
彼らは、ガイド料(道案内料)でチップを稼いでいるのです。

道案内料ですが、わたしは2Pisoと決めていました。
この金額は少ないという人が多く、友達は10Piso渡したと言っていましたし、最近の旅行ガイドには、チップの参考額が載っているものがありました。

世話の程度にもよりますが、2Pisoは3円以下ですので、ちょっと少ないのかな? ですが、ジープニーが1乗車7Pisoでしたので、この程度で問題ないと自分で考えていました。

概して日本人の生徒さんは、物価が安いのでかなり太っ腹になるのが普通ですが、彼らガイドは私の少ないチップでも気持ちよく応対してくれましたから・・・。

ジープニーは初乗り7Pisoですが、 学校から空港西側のモールまでは10Pisoでした。
H31.3月のオンライン英会話hanaso講師に聞くと、マニラ市内では9Pisoということですし、マニラでは環境問題のために急速にジープニーが減ってバスに変わっているらしいのですが、いずれにしても運賃は日本に比べると非常に安いです。

日本人のいない町に着きました

ハイウェイのDetagバスストップで降りた町中には地図や案内表示などは全くありません。
でも、心配に及びません。すでに3週間習った英語で知っている単語で道を聞けば通じます。
不思議な感覚ですが、「外人だから適当な英語でもOK」という開き直りで乗り切りましょう。

「Datag」で降りて、そこでトライシクルに乗ればよかったのですが、グーグルマップでは一番近いお店までは歩いて15分ぐらいの距離だったので、見知らぬ町を歩いていくことにしました。

歩いていると、小さな子供が出てきてお金や食べ物をせがむことに遭遇します。
これは、(生徒の中の長老が、戦後の日本だといっていましたが)人が集まった場所では常に子どもたちがよってきます。これには、適当に英語で受け答えします。
別に、彼らがついてきても適当な会話をしていれば嫌な感じはありませんし、子供は2-30m歩くとついてきません。
何かをせがむことは、彼らの「挨拶+社交辞令」のような感じで、フィリピンの子供は(どこでもそう感じましたが)純真で可愛いです。

15分ぐらい歩くと、最初のギター店が見えてきます。
とりあえず片っ端から入ってみます。

ギターの造りかけが置いていたり、板を削っている工房では、ギター、ウクレレ、マンドリン、そして、何か知らない楽器・・・などを作っています。
もちろん、つたない英語でも、充分話せます。


ギターの品質・価格は?

作っている品物は千差万別です。
ギターでもいろいろな形があります。しかし、それぞれの店に特有の形状や作り方にポリシーを持っているのが感じられます。

700Piso(2,000円まで)でそこそこのギターが買えるのにはびっくりしましたが、やはり「音」はそれなりで、色も安っぽ伊野ですが、それでも、日本の1万円前後品物の感じなので、安いといえば安いでしょう。

片っ端からいろいろなお店に入っていき、いろいろなギターを見せてもらって音を確かめながら選んだのですが、心づもりは2万円を予算の上限としていましたが、なかなか予算と音の良さが一致するものに出会えません。

結局、造りは若干荒くて、日本のメーカーには卸せないレベルの仕上げですが、音がいいギターを見せてくれた「マリアンギターさん」で、3000Pisoで写真のギターを購入しました。
(ポジションマークの位置が1つずれていたのを指摘したら、それまで8000Pでスッタモンダしていたのを指値に応じてくれたのですが・・・)学校の先生は、5000Pもだせば最高級のギターが買える・・・と言っていましたので、日本では想像できない安さです。
しかし、日本の楽器メーカーに出している品物は品物のいいですが「それなり」に高いです。

3000Pは日本円で1万以下なので、「安すぎる」と思う方もいるでしょうが、日本では5万円出しても、この音のギターは買えないというレベルで、安い分、ちょっと作りが荒い(+若干の違和感)だけです。

このマリリンさんのお店は自社で製作していないようですが、気軽に話を聞いてくれる快活な主人で、出してくるギターをチューニングして、音を聞いて音の要望を伝えて、さらに指値をして交渉するということをどこの店でもするのですが、ここの主人は、私を見切らずに、次から次に奥からギターを持ちだしてきてくれました。
「いいものがない」と帰りかけると、このギターを出してきました(笑)

必ず、どこの店でも、アレグレギターさんの話が出ます。
どこの工房も、アレグレさんの品ぞろえや工房のすごさを言った後で、自分の店のいいところの宣伝をします。

やはりアレグレギターさんには一目置いているようです。
しかしどの店でも、アレグレさんの価格は高いといいます。
「アレグレさんでは***Pisoそれが当店では***」といいますから・・・。

ただ、どこの店の話でも、はじめは、最終価格の数倍の価格設定になっていました。いいとおもえば、価格交渉はしないといけません。

ギターを作っているところの多くは家内工業のような規模ですので、どこの工房でも見せてもらえます。手にとって弾いてみることも出来ますが、弦を張っていないものが並んでいるところもあり、「楽器店」とは違うでしょう。

ギターを日本の有名楽器メーカーに卸している工房では、品質の良さを自慢しているだけあって、工房の製品は全体的に仕上げ程度は良いのですが、価格的に手が出ません。
私は価格的に合わなければ交渉はしませんでしたが、そういう店で「日本メーカー向けのレベル落ち」を狙うのもいいかもしれません。それでも、日本で買うよりは非常に安いでしょう。
しかし、あとで話す「持ち帰りの問題」があるので、安いけれど・・・です。

そういう高級品を扱う工房では、仕出し価格が日本レベルなので、値切っても無駄な感じがしました。ただ、音は好みですから、価格が高いからいい・・・という感じはしません。

気に入った品物があれば、地道に価格交渉してみるのもいいでしょう。
交渉するのは難しいようですが、いくつかの店に入ってみると、自分の頭の中で「音と価格と仕上げ程度」の感覚がわかってきますので、適当に自分のペースで交渉して、目処がつかなければ別の店に移動すればいいのです。

購入したギターも、(変な話ですが)マリリンの主人が「禁じられた遊び」を弾いて私にその音を聞かせたかったのですが、私のほうが上手に弾いたので、それから、結構話が弾み購入したのですが、本当は。さらに小ぶりの物を探していたのですが、みんな音はもう一つでした。

どこのお店も、「希望値」を言うとそれに見合ったギターを出してきますので、それでそこの工房の価格の程度がわかります。
変な客に思われたのかもしれませんが、もし初品で希望価格と差がありすぎるのなら、深入りしても限度があるので、価格交渉を楽しもきもなかったので、早々に店を出ました。

どこの店でも、アレグレ価格と日本の相場を知って値段をつけているという感じがします。
ギターを買いたいという方であれば、チューニングして音を出せば、専門家でなくても音の善し悪しと価格の見当がつきますので、歩いてみればきっと面白いでしょう。

最初は、すべての工房を回る気持ちでいたのですが、(5件目でしたか)いったんギターを購入してしまうと、それを持って移動でできなくなったので、結局、まだ北にあるアレグレギターまで行き着かずに、マリアンギターの主人にトライシクルを捕まえてもらって、その後、セブ空港に寄り道して帰リました。

このトライシクルについては、何度か紹介していますが実に曲者です。
日本人だとみると値段を吹っ掛けます。(それに対して、ジープニーは明瞭会計です)
マリリンの主人が運転手に話している会話も「正規の値段で行ってやってくれ」などの現地語の会話なのですが、思った以上に真剣で、見ていても面白い光景でした。
「気ままに旅をするのはいいなぁ」と思いました。


日本へのギターの持ち帰りがたいへん

購入したギターはギター工房から送ってもらうことができます。
また、ハードケースを買って持ち帰れば安心です。
しかし、いずれも、私の買ったギター代金を考えると、運賃(梱包別でEMSでは7000円程度)やケース代(ピンきりですが、それが傷つくので、梱包が必要)を入れると、ギターの数倍の値段になってしまうので、そうすると安く手に入れた値打ちはなくなってしまいます。
安いことが希望だったこともあって、自分で持ち帰ることを計画しました。
(でも結論ですが、安いギターなのでこうしましたが、高価なギターなら、送料や梱包代が高くても送ってもらうのが安全安心です)

ここからは、持ち帰りの奮闘記です。
WEBの記事に、「機内に持ち込んで帰った・・・」という記事がありましたので、そのつもりで空港カウンターでそれ話したところ、フィリピン航空では、頭上のキャビネットには入らないので機内に持ち込めないといいます。
(私が読んだ当時の記事の内容が古かったようで、現在は持ち込める航空会社はないとカウンター嬢は言っていました)
音楽家は座席を確保するといいますが、それは金銭的に無理で、「抱いて乗る」と言ってもダメでした。

さらに悪いことは重なるもので、カウンター係員は、ギターの簡易梱包では荷物を安全に運ぶ保証がない・・・といい切ります。

むちゃくちゃな英語でカウンターで交渉したところ、(実際には、日本語がすこしわかる台湾の方が応援してくれたのですが)セブ空港内にパッキングサービスがあるのでそれを利用すると受け取る・・・ということになりました。
そして空港係員に同行してもらって空港内のパッキング場へ行ったのですが、そこの担当者が行方知れずで、結局、係員の判断で、傷つかないように『荷物の一番上に積む』ということで荷物室に入れてもらいました・・・しかし、やはり傷がついてしまいましたね。残念ですが。

これらの輸送中に生じた物品事故やトラブルは飛行機会社はノータッチです。事故が起きれば旅行保険の範疇になります。

関空に着くと、一括してJALの職員(カウンターにはJAL職員しかいなかった)が荷物業務を担当していたので、JAL係員に事故証明を書いてもらて、後日、旅行保険で補償交渉しました。

このように、フィリピン空港の空港職員が『大丈夫』と言ってくれても、こういうトラブルが起こると、何も保証してもらえないことになるので、(梱包重量を含むと結構高くなりますが) EMSで送るのがいいと思います。
私は、最初からそれを考えていませんでしたので、もしも現地で気に入ったギターを見つけた時点で、その価格もそうですが、発送や梱包について打ち合わせることを優先するのがいいでしょう。
(そのためには、EMSやフィルポスト(フィリピンの郵便局)のことを調べておいてくださいね)
それと、物品の旅行保険特約を必ず確認くださいね。

マクタン島に行く場合には、個人で行く「ギター工房めぐり」は面白いと思います。
いい音でびっくりするほど安いギターに出会えて楽しかったです。
ギターは持ち帰りが大変ですが、ウクレレであれば、機内持ち込みできます。非常にいい音のウクレレがあります。ぜひ時間があればトライしてください。

********

「いい品物がないのでほかの店に行く」と言うと、 次々と別のギターを出してきてくれたマリリンギターの店主さんとの「どちらもいい加減な英語での会話」も面白かったです。いいギターを安くしていただいて、ありがとうございます。

今回のフィリピン留学の記事はここまでです。長時間お付き合いいただき、ありがとうございます。

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(Revision)
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・2018年6月 サイドリンク見直し変更
・2018年8月 文章を割愛して全体に短くする
・2018年9月 表題とPR内容を変更 文章見直し
・2019年1月 リンクの見直し
・2019年3月 Logoを変更
・2019年6月 文章見直し