嫌なことはいや クラミジヤによる性感染症は検査キットなどで早期発見可

1. クラミジアによる性感染症


クラミジアは、原虫(ゾウリムシやアメーバなど)より小さくて細菌より大きい微生物で、菌糸という根を張って胞子などを作るキノコみたいな寄生物です。

細菌類の大きさ www.kankyokansen.orgより引用

普通の人でも皮膚や粘膜に付着していますが、宿主細胞の中でしか生存・増殖しません。
ですから、もしも手についていても、手洗いで簡単に除去できます。

大腸菌のように、もしもタオルについても、増殖するような強さはありませんので、お風呂や便座などから感染する可能性はほとんどありません

しかし、免疫力が落ちていたり、付着した環境が良かったら増殖して問題を起こしますので、普段から清潔を心がけるようにしましょう。

クラミジアによる症例には、咽頭、目なども格好の住み家になってしまったものもあります。

しかし、それは特殊な例で、何よりも性感染症(STD)といわれるように、保菌者との1回の性交で50%の人が性器クラミジア感染症を発症するほど怖いものです。

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2. 統計でみると、とびぬけてクラミジア感染者が多い

性感染症(STD)は感染症法の5類に分類され、全国で約1000の産婦人科等の医療機関で月単位に届け出しなくてはならないものとして、淋菌感染症など4種の感染症が対象となっています。

ちなみに、この中でも、怖い梅毒は同じ5類ですが、7日以内に医師が届けなければならないとされるように、これだけは性感染症でも別扱いとなっていますので注意しましょう。

クラミジア感染症は感染力が比較的弱いので、梅毒ほどに感染を心配するものではないのですが、厚労省の統計によれば、4種の性感染症のうち、他に比べて3倍以上と、飛びぬけて感染者数が多いのが実情です。

およその報告数は梅毒4500、淋菌感染8300に対してクラミジア感染は24500件です。しかし、この数は対象の産婦人科1000に対応したものですので、実数はもっと多いことになります。

適当な計算ですが、全国の産婦人科数は約3500であるとすると3.5倍になり、少なく見積もって2倍としてしても、感染者は約5万人に増えます。しかし、これは実態ではありません。

ここでさらに、他のデータを見ると、妊婦検診で5%に保菌者がいたというデータがあります。

つまり、5万人が5%にカウントされたとすると、5万÷5%で100万人の潜在的な保菌者数になるという恐ろしい数字になります。

この保菌者のうち男性の50%、女性の80%が無症状だといいます。

そして、自然治癒率が4年間で95%という数字ですが、お医者さんにかかるような深刻な場合としてこの5%が表面化していると考えると、潜在保菌者はさらに多いと考えないといけません。

今後、産婦人科での検診体制を進めようという動きもあるようですので、検診を受ける女性が増えれば、この感染者数がさらに増えてくる可能性が高いということが指摘されています。

何よりも、上記の産婦人科以外にも、性病科や皮膚科、耳鼻咽喉科などで(適切かどうかわわかりませんが)薬が処方されていますし、お医者さんにかからずに、ネットでも抗生剤を購入できる方法があることが公然と書いてありますので、それらを含めて考えると数100万人以上の保菌者がいるという数字になってしまいます。(私の適当な計算ですみませんが、もちろん発症者もかなりの数と考えられます) 要するに、気をつけてください・・・ということです。


3. 防御はコンドーム・・・では完全でない!

保菌者との1回の性交で50%という高い感染率と言うのはすごい確率です。だから、コンドームは最強の防御方法になるのは当然です。

しかし、コンドームをつけていたけれど感染した・・・という記事がネット上にもあるように、粘膜接触であれば、オーラルセックスなども感染する行為です。

遊びのセックスで感染してしまい、波及して、夫婦ともに保菌者になってしまうということも十分考えられます。

こうなると、みじめなものです。
かなりのクラミジア感染症者は他の性病にも感染しているか感染していた・・・というデータもあります。

夫婦間以外の性接触は安易に考えてはいけないことはもちろんですが、いずれの場合も、このような事実を知って、疑わしい場合は対処することを意識しておく必要があります。


4. 感染者数から見る憂慮する点

厚労省統計では、性器クラミジア感染者数は、平成14年ごろを境に減少し、淋菌感染症も同様に減少傾向にあるようです。

(他の、性器ヘルペスや尖圭コンジローマは変わりません) 注:尖圭=せんけい

しかし、梅毒は同年比で8倍に増えており、特にこの5年間の間に、40歳代の高年齢域に広がって増加しています。非常に恐ろしい状況です。


注意欠如
この梅毒の増加は、特に中年男性の不純な遊びなどが原因と考えられるような数字になっているとの分析がされています。

クラミジア感染の年齢分布

クラミジアについてのこのグラフでは、感染者数は女性のほうが多く、また20-30歳代の男女の感染比率が高く、女性の年齢層が平均5歳程度低いという統計結果になっています。

保菌者を見ると、30歳以下の女性の6割に上るという調査結果や、未婚者の5人に一人が保菌者で、これは、既婚者の4倍になっている……… などの数字があります。

これらについては、サンプリング内容がよくわかりませんので断定できる数字ではありませんが、それにしてもすごい数字です。


【知らない間にもらってしまう】
他の感染症についても、上のグラフのように年齢的傾向が見られるのですが、夫婦間でのセックスではなく、その他の異性間のセックスが原因という見方もあるので、この点は注意が必要です。

先に書いたように、これらの数字に上がってこない感染者数を考えると、若い人の保護や対策などが必要かもしれません。

特に、若い方が感染したまま放置すると、病気が進行して不妊率が上がる・・・などの懸念があります。

いいことか悪いことかわわかりませんが、自覚症状がない場合が多い上に、自然治癒率が4年で95%という数字があって、ほとんどが自然に治っているのですが、あとの5%は不気味です。

薬を飲めば簡単に治るということも周知されていることから、安易に考えられているという恐ろしさもあり、厄介です。

このような実態を考えると、特に若い女性の保護の観点から、統計にあるような1000の産婦人科の報告だけではなく、診療機関の抜き打ち調査や薬販売量推移の調査などによって社会的な対策を考えていかなければいけないという感じがするのですが、そんなに簡単ではないのでしょう。


5. おかしいと感じたら感染を疑うことが大事。でも・・・

WEBにはいろいろな症状や対処の仕方が書いてあります。
気になるセックスの1週間後ぐらいで自覚症状が出たら対策が取りやすい・・・とあります。

皮膚科的な症状の変化を含めて、いつもと違うと感じたら、皮膚病とともに性感染症を疑わないといけません。

自分の身体の体の変化はわかりますので、この時には ①検査を受けるか ②自分で治すか ということになります。ここが怖いところです。

この「②自分で治す」は本来あってはいけないものですが、WEBでは堂々とこのように書かれていますので、もはや、避けて通れないのかもしれません。

だからここでは、この①と②ではなく、(1)お医者さんに行くか (2)自分で検査キットを買って調べるか・・・を薦めたいと思います。


6. 医療側・保険上の態勢にも問題が多い

①のお医者さんで検査を受ける場合は、症状が出ていなければ健康保険の適用がありません。(医療制度の悪いところです)

そうすると、検査費用も一般診療となって高額(高価)になってしまいます。

保健所に行けば安価ですが、お役所仕事的で相手の都合を考えてくれませんので、はっきり言って親身になって細かい対応をしてくれるということは望めないでしょう。

このように、現在の医療は予防医学や保護対策などは全く考えられていませんし、なんといっても、「性病」「性感染」についても、お医者さんに行かないと死んでしまうような状態でなければ「行きにくい・自分からいけない」のは当然です。

そこで②の自分で治す・・・になってしまうのですが、ここでは詳しく書くのはおいておきますが、これについては、WEBに懇切丁寧な説明があるいろいろなサイトで紹介されています。

抜粋すると、

◎3系統の治療薬があり、いずれも抗生物質で、
◎飲み方は詳しく紹介されており、
◎薬に対する耐性はあまり考えることもなく、繰り返しの服用でも問題がない。
◎海外の医薬品輸入専門の通販サイトから、個人情報がなくても購入できる
◎ジェネリックもあり、安い。
◎法的にも入手上の問題はない 

・・・ などですが、お医者さんの処方する方法や薬と変わらないのなら、WEBで買い物ができる人はお医者さんには行かないでこれを買ってしまう人が多くなってしまうのは当然でしょう。

そして、これで、ほとんどは治ってしまうようです。・・・ でもそれでいいのかどうかは別ですが。

お医者さんに行くと、客観的な症例が豊富ですので、的確に薬を処方してもらえます。そして(重要な点ですが)完治したかどうかまで面倒を見てもらえます。それが大切です。

自分で薬を飲むと治るのですが、菌が死滅しているのかどうかは素人判断しかできません。

治ったと思っているだけで、他人にうつす危険性や再発の可能性があるとしても、症状がなければ自分ではそれ以上のことは何もしないでしょう。

この辺りが非常に問題で怖いことです。


7. お医者行きたくないなら自分で検査を・・・

検査セット1 検査セット2

メーカーのHPより

WEBで自己検査薬(検査キット)が一般に販売されています。血液検査によって抗体の有無を調べる方法と、尿や粘膜などから菌の有無を調べる(抗原検査)があります。

血液は指先で採取できるように考えられていますし、その他も簡単で、それを郵送すると、3日間ぐらいで結果がわかります。

この検査薬については、いくつかの企業が参入しており、検査方法は確立しているし、検査精度もお医者さんで検査するのと同じですので、厚労省なども(はっきりではありませんが)これらを推奨しています。

詳しく読んで購入しなくてはいけません。男性用と女性用があるものや、またセットによって検査対象が分かれています。

詳しくは、「性検査」「性病」「検査キット」などで検索すると、たくさんヒットしますので、いろいろなHPを参考にされるといいでしょう。
  (株)ふじメディカル 性感染症検査キット    
  (株)予防会 性病郵送キット    など

ただ、重要なことは、もし、検査で陽性と出れば、この時は覚悟を決めて病院に行くことをおすすめします。決してWEBで安易に薬を購入してはいけません。多重感染と再発防止がその理由ですが、何よりもあなたのためです。


性感染症?でも、病院に行きたくない

どうにかしたいでも・・・

【感染者の実態は?】
最近の傾向としては平成15年以降は梅毒を除いて性感染症の感染者は減少傾向にあります。
しかしこれは法令で定められた経路で報告されている数で、潜在者を含めた実数などはかなり多いと推定されます。

ただ、ここで問題としているのは「性感染症は性交以外で感染する例は少ないこと」「若年女性の感染者が増加している」点です。

梅毒は中年男性が異性交遊することで増加していると考えられているようですが、未婚の若年者の安易なセックスでその他の性病が増えているとも報告されています。

性感染者数が最も多いのは、今まで見てきたように性器クラミジア感染症(以下、クラジミア)で、男女とも20-30歳が多いという結果です。女性の低年齢化が懸念されています。

このように、安易なセックスは性病の危険が隠れています。


1. 若者が病院に行きたくない理由

お医者さんに行きたくない

富士市立中央病院の小野寺先生のHPに、クラミジアについて調べたレポートがあります。これを見ると、若者が医療機関を受診したくない理由として

「感染相手がだれかわからない」
「恋人やパートナーが他の誰かと性的関係を持っていたかもしれないから」
「他の人と性的関係を持ったことがばれてしまうから」
などが挙げられています。

複雑な心境が表れていますが、特に若い方が対象かもしれません。彼らは 
①性感染症には関心があり、
②自分が罹患しているか心配しており、
③医療機関の対応や費用が気になるし、
④診察に対する羞恥心や、
⑤パートナーの感染不安などもあって、最終的に受診に踏み切れていないといいます。

小野寺先生はさらに、外国(特に欧米)ではクラミジアは若者を中心に増加傾向で、わが国でもこれまでの減少傾向からの下げ止まりが見られることで、予防啓発の普及を図る必要や、受診しやすい環境づくりを推進していくことが課題・・・として結んでおられます。

トータル的には、「行きにくい」「行けない」「費用が」という問題があるようです。

2. 病院に行く?それとも検査キットで・・・

これについても、「性感染症/検査キット」や「性感染症/受診費用」で検索すると、いろいろな記事がヒットします。

その多くは、「個人がほとんど第三者から特定されないように検査することが可能」と書かれており、検査項目によって3500円ぐらいから15000円程度までで、検体を郵送すれば3日程度でHP(ホームページ)上で結果を確認できるようになっています。

これらの会社の検査については、専門医療機関と同じ検査精度で、個人が取り扱っても安全なように配慮されています。

いくつかの会社が扱っており、値段だけでなく、少しずつ特徴や違いがあります。

もしも、症状がない状態で病院に検査受診すると、検査料以外に初診料などの基本料金がかかりますので、決してこれらの郵送検査が高いとは言えません。

もしも郵送検査で陽性と判定された場合でも、匿名に配慮されており、個人が特定できないようになっています。

そして、いいのか悪いのか、ネット上には、病院でもらえる薬と同様のものがWEB販売されていいます。

費用についても病院に行くよりも「安価だ!」という位置づけになっているようです。

果たしてそのように対処してもいいのでしょうか?

セックス時点から潜伏期間を経て自覚症状が現れるまでの知識や、検査+治療代+薬代に対する理解、完治の確認・・・などに対する考えや知識を持っていないと、最終的には非常に高価になってしまう場合があります。

そして何よりも、病気が進んでしまうと、身体への危険もあリます。
といって、WEBの記事を読んで本質を理解するのも大変ですし、そのうえで何がいいのかを選択することはかなり難しいことです。

さらに、WEBのPR記事の書き方は偏りすぎているものも多いので、自分が理解できなければ病院・医院に行くほうを勧めたいのですが、といって、基本的には「病院に行きにくく、ほかの人に知られたくない病気」ですから、さらに判断に困ってしまいます。


3.疑わしきは検査する。陽性なら医療機関に任せる

保菌者とセックスをすると50%の確率で菌保有者になる・・・と何度も書いていますが、単純計算ではその人と3回セックスをすれば90%近い確率で、ほぼ確実に病気をうつされることになります。

潜伏期間は3週間以内ですが、男性の50%程度、女性の80%程度の人は無症状で、自然治癒もあって、1年で45%、4年で95%が自然に治ってしまうと報告されています。

しかし、この数字を見てあなたは「大丈夫」・・・と思って、そのまま何もしないでいられますか? そして放ったままにしておきますか? 

男性なら、排尿時の異常や外観でわかる性器の異常、女性であれば、おりものや性器の異常、生理異常などの症状が出てくればお医者さんにかかるのが賢明でしょう。

症状が出れば、保険が適用できるので、こうなると、お医者さんにかかるのが費用面を含めてベターといえます。

ですが、症状がなくて検査だけをしたいという場合は、お医者さんでは保険適用外ですので、この場合は、郵送で出来る検査キットを考えるのがいいかもしれません。

ただ、もしもそれで、結果が「陽性」と判定されたときは、ネットで購入できる薬で対処できると言うことをいろいろなサイトに書かれていますが、これは注意が必要なことは前にも書きました。

WEBで最も多く販売されている薬は、病院で処方されるものと同等です。

しかし、並行輸入やジェネリック薬などもあって、法的にもグレイゾーンの部分もありますし、再発の危険、多重感染の問題が考えられるために、安易にそれに飛びつくのは考えものです。

素人判断で結果がうまくいけばいいのですが、そもそも「運が悪い」という状態で感染したのですから、性病にかかってしまえば、この時は、覚悟を決めて病院などで完治させることを考えてください。

性病の常習者になると、いろんな知識や要領を知っているようですので、これはもう、放おっておいても自己判断・自己処置をするでしょうから、どうでもいいのですが、初めて感染が疑われる方は、お医者さんの門をくぐるのは、きっとハードルが高いでしょう。

ですから、まず、郵送による検査キットで検査して、もしも陽性なら、このときは腹をくくって病院で完治することを頭に入れておいてください

検査キットは法的にも問題もない商品です。

たくさんのサイトがありますので、色々なサイトに目を通して、くれぐれも、安易に自己判断で治療しようとしないで、知識を得る手間は惜しまないでください。

(再度WEBページ紹介)
  (株)ふじメディカル 性感染症検査キット    
  (株)予防会 性病郵送キット    など

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