ローソクの炎のように、ゆらゆら光るLEDを見ることがあると思います。
これは「ローソクIC(キャンドルIC)」と呼ばれるもので、LEDでそれを擬似的に再現させるものでした。
しかし、R8年現在では、それらのICが廃番になり、単体で使用する「キャンドルLED」に変わって販売されています。
ローソクICはキャンドルLEDに …
しかし、現在は、それらに変わって、「キャンドルLED」という、光のゆらぎがあるLEDが販売されています。 そして、秋月電子さんでも、キャンドルICを使ったキットがあるだけで、IC単体の販売は終了しています。
もちろん、キャンドルICを使えば、簡単に「ローソクの炎のゆらぎ」が作れます。
また、この記事を書いた当時はすでに、「炎の揺らぐキャンドルライト」は100円ショップなどで安価に販売されて、それらの製品が今でも販売されているので、機会があれば、分解してみるのも面白いでしょう。
このHPは、電子部品の使い方を紹介していて、通常の使い方の他に「何かアレンジできそうなこと」を紹介していることもあって、当時のキャンドルICの記事を残しています。
CDT3460を使ったLEDの点灯
ここでは CDT社のIC「CDT3460」を使用して、ローソクの炎のゆらぎの様子を紹介します。このICはすでに、秋月電子さんでは、販売は終了しています。
安価なICで、大きさも2SC1815などのバイポーラトランジスタと同じ形です。何かの使い方を試してみるのも面白いでしょう。
ろーそくIC CDT3460
DCT3460のデータシートには、「発振器を備えたLED用のろーそくのシュミレート点滅用」と書いてあります。
同様のオプトサプライ社のOSCDIC6441の製品は、「ランダム点滅」とあって、両方とも、外付けのLEDを制御して、揺らいでいる光を表現するためのICのようです。接続方法も簡単です。

これを用いて、まず、手元にあった各色の5つのLEDを独立して光らせてみました。

面白いのは、電圧によって発光色が変わります


このように、普通のLEDを接続して発光させると、このように、加える電圧を変えると見え方が変わります。
ろーそくの炎を再現するという方法以外に、何かの使い方を考えると、結構面白いかもしれません。
本来は「ろーそく」用ですので、それらしい感じに近づけるためには、上の5色のような派手なLEDは不向きです。
ローソク感を出すためには、オレンジ系で乳白色のLEDなどが良さそうです
そこでここでは、手持ちの黄色LEDを使って、ゆらぎの様子を動画に撮りましたので、その様子を御覧ください。
ここでは炎の感じを出すために、LEDにティシュペーパーをかぶせて撮影しています。色々工夫すると、ローソク効果を演出できますので、いろいろな演出をやってみてください。
ローソクらしく見えるためには、裸のままのLEDではなくて、シェード(覆い・かさ)を工夫すると、「ろーそく」らしくなります。

さらに、紙でおおうと、ろうそくの炎らしくなります

このように、上の写真は、白い紙を巻いたものを上から被せただけですが、雰囲気がガラッと変わります。
「電子ろうそく」などの名称でWEB検索をすると、神仏具として販売されているものもたくさんあります。 もちろん、それらは、様々な「上手な工夫」がされています。
使い方は簡単です。もう一度紹介します

最も簡単に使うには、この回路図のように外付け部品なしで直結して使います。
加える電圧は Max5V です。
そこで、規定以下の電圧を加えて、2番の端子で、LEDに流れる電流電圧を測定しました。
2番端子での電流と電圧
この結果では、4Vではかなり明るすぎる感じなので、3V前後で使うのが良さそうです。
電源電圧が1.5Vでは点灯しません。
1.6Vでようやく点灯するようですので、乾電池1本では、新品時の電圧は1.6Vなので点灯しますが、電圧が下がって、1.5V程度になると、下の写真のように、充分に明るく点灯しない場合がありそうです。
1.6Vでの点灯状態
このICを使った点灯の様子は、たしかに「風が吹いた時のろうそくの状態」を再現しているようですが、WEBに記事を書いている方の中に「デジタル的な光だ … 」と表現される方がおられたように、何か、「カドカドした」感じは否めません。
そこで、上の直結での点灯ではなく、データシートにある、もう一つの回路図をアレンジして、それにコンデンサを加えて「なめらかに」なるかどうかを試してみました。

電源電圧を3Vにして、C1のコンデンサをなし~1000μFを取り付けて、※印の位置で、オシロスコープで波形をみました。


コンデンサを付けると、トゲトゲしい感じは若干少なくなっている感じですが、点滅周期は同じです。
さらに、コンデンサ容量を大きくしたのですが、波形は大きく変わっていません。
コンデンサーによって、なんとなくなめらかになった感じもしますが、どうも、これは、「好みの問題」と言える程度のようです。
ユーチューブに、炎をそれらしく見えるように、紙を間に入れたうえで、コンデンサなしと100μFのときの様子を動画に撮ってあげています。
このローソクICは安価なものですので、難しく考えないで、ボタン電池3VでLEDを組み込んで、竹灯篭のようなものを作って、玄関やアプローチを「ほんのり」と照らすというのもおもしろいでしょう。
こんなイメージは?
電子工作においては、LEDは無限の楽しみ方があります。
オシロスコープを使っての波形を見ると、発振回路を組み合わせれば、LEDにオリジナルな揺らぎを加えることができそうですので、挑戦してみるのも面白いでしょう。
電子工作で使う部品類は、安価ですので、アイデアが浮かべば、ともかくなんでもやってみることができますし、それで、結構楽しめます。
ここで紹介した「ろーそくIC」は廃番になりましたが、安価な電子部品を使って、ちょっとしたアレンジで、面白く遊べるので、どんどん試していただきたいので、このページを残しています。
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