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LEDは点灯させてみて、それから適当な明るさにして使う

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まず、点灯させてみる … というやり方を知っておきましょう

仕様がわかっているLEDであれば、従来のやり方で点灯させればいいのですが、仕様のわからないLEDはどうすればいいのでしょうか。

LEDの例

例えば、このようなLEDで、「3.5V 30mA」などの仕様がわかっておれば、5Vの電源で点灯させようとすると、オームの法則の R=E/I から (5-3.5)/0.03=50Ω で、50Ωの抵抗を用いて点灯して見ればいいですね。(ここでは、この計算内容については触れません)

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でも、このような、やや特殊なLEDや、仕様がわからないLEDはどうすればいいのでしょう?

それは、ともかく、点灯してみればいいのです。

電子工作などでLEDを使う場合は、明るさはともかく、「点灯すればいい」という場合がほとんどです。

点灯させると、従来からある「普通タイプのLED」なのか、高輝度LEDなのか、また、適当な明るさにするにはどうすればいいのか … の対処の仕方がわかります。

テスターで調べるよりも、まず、点灯させてみる

テスターを使えば、普通タイプか高輝度タイプかは、なんとなくわかります。しかし、見極めるのは「慣れ」が必要です。

多くの場合は、実際に使うときの明るさを知りたいのですから、ここではともかく、「5Vの電源で200~220Ωの抵抗をつないで点灯させる」 … というやり方が手っ取り早いでしょう。

つまり、点灯させてみると、そのLEDが「普通タイプ」なのか、「高輝度タイプ」なのか、「明るさは適当か」 … などが一目瞭然でわかります。

以下は、特殊なLEDではなく、「砲弾型LED」の場合を見ていくのですが、下は、いろいろなLEDを、5Vの電源で、220Ωの抵抗で点灯させた様子です。

いろいろなLEDを点灯させた

ともかく、この方法で点灯させてみると、Maxの明るさで使うという場合でなければ、この後の方針がたてられます。

(参考)もう少し大きな抵抗値を使うほうがいい感じもしますが、それは、この記事を読んで自分に合った方法を考えていただくのがいいでしょう。

ともかく、適当な抵抗をつけて点灯させれば光り方がよくわかるし、計算や理屈も必要なく、抵抗値を決めるのも簡単です。

計算で抵抗値を求める…などはそれから考えればいい

「LEDの点灯のさせかたなどの記事」を見ると、オームの法則を使った抵抗値や電流値の計算が出てくるのですが、極端に言えば、特にこれを知らないでもLEDは使用できます。(もちろん、知っておくのがいいので、ちょっとだけ、使っています)

ほん数年前には、普通タイプのLEDと高輝度の白色LEDしかなかったので、テスターでLEDが生きていることを確認しながら「色」を見て、白くて明るければ「3Vの高輝度タイプ」、そうでなければ、「2Vの普通タイプ」というように判断すてば事足りていました。

また、2VのLEDでなければ3VのLED … だと考えればよかったのです。

しかし現状では、明るい色付き高輝度LEDが主流になっていますし、さらに、色によっても、2Vタイプと3Vタイプがあるので、テスターで確実に種類を見極めて、LEDを点灯させるときの抵抗値の計算に使うのは難しいことです。

 

やり方は、200~220Ωで点灯させてみることから

従来の手持ち品と、最近購入したLEDを、5Vの電源と220Ωの抵抗で点灯させてみると、それだけで、従来の普通タイプのLEDなのか高輝度タイプのLEDなのかは、明るさが全く違っているのですぐにわかります。

むしろ、実験などで点灯する場合は、高輝度タイプは「明るすぎる」感じです。

だから、表示用などの用途では、むしろ、もっと電流値を小さくして輝度を落とす使い方をすれる使い方も必要でしょう。

そこで、上の写真で使ったものと同じLED5種類(5㎜砲弾型)を、抵抗値を変えて点灯させたのが次の写真です。 そして、その時の電流値を測定しました。

左と右の違いは、LEDのレンズによって見え方が変わるので、写真を撮る角度を変えているだけで、抵抗値を増すと、順次に暗くなっている … というところを見ておいてください。

抵抗値を変えて点灯させた様子

電流値を測定した

小電流の場合はかなり暗いように見えていますが、1mA程度の少ない電流でも、従来の普通タイプのLEDよりもはるかに明るく点灯しています。

これらのLEDは、同時に購入した5色セットの製品ですが、LEDの色によって発光材料が異なり、順電圧も流れる電流も、その時の明るさも全て異なっています。

一般的には、LEDは15mA以下での使用が推奨されていますので、使う場合には、LEDの寿命を考えて、適当な明るさにする抵抗値を選べばいいことがわかります。

この電流値と抵抗値の関係をグラフにすると下のようになります。

LEDの抵抗と電流の関係

市販の抵抗値は飛び飛びなので、高輝度タイプのLEDは5mA程度の電流量で使うのが推奨されているので、200Ωを標準にするのではなく、500Ω程度を基準にして抵抗値を選ぶのがいいかもしれません。

最初から200Ωの抵抗値で明るさを見るのはOKか否か

少し前までは、砲弾型のLEDは普通タイプ(LEDを点灯した時の電圧降下が2V程度のもの)が主流でした。

そして、5Vの電源で、200~220Ω の抵抗で点灯させれば問題ありませんでした。

計算上では、(5V-2V)/200Ω≒0.015A です。

つまり、200Ωの抵抗をつけると 15mA の電流が流れて点灯しますから、このような計算と使い方だ標準的でした。

ただ、最近の高輝度タイプは色によって順電圧(点灯するときの降下電圧)が 2V程度 のものと 3V程度 のものがあって、それを200~220Ωで点灯して問題がないのでしょうか?

まず、計算で確認してみましょう。

2VのLEDの場合に200Ωに抵抗で点灯させると、 (5-2)/300=0.015mA で、3VのLEDでは、 (5-3)/200=0.01 ですから、15mA以内であれば寿命的には問題ないことがわかりますね。

つまり、ともかく、200~220Ωの抵抗器を直列にして点灯させると、普通タイプか高輝度タイプかがわかりますし、15mAは十分すぎる電流量なので、この時の明るさが実用的な最高の明るさの状態であることが分かります。

そして、もしも明るすぎるようなら、抵抗を大きくすればいいだけです。

220Ωで点灯させて電流・電圧を実測してみました

このようにして電圧電流を測ります

この電流測定は、回路の途中でテスターなどで測らないといけないので、ちょっと手間がかかります。

しかし、下のように、電圧測定なら、LEDが点灯している状態で、2本の足のところで測るだけで簡単です。

電圧を測って電流を知る方法

電圧測定で電流値を求めるやり方

この電圧は、LEDが点灯しているときの電圧降下の値を示していますから、この数字を使ってオームの法則で電流値を計算することも簡単です。

このやり方に慣れると、電流測定よりも簡単ですので覚えておくといいですね。

一番左を例にとると、実測した電源電圧は4.95Vで、抵抗値は218Ωでしたので、 A=V/R =(4.95-2.9)/218=0.0094A (9.4mA)の電流が流れて点灯している計算になります。

実測した電流値が8.9mAで、若干の誤差があるのですが、1~2mAの誤差であれば、この方法で電流値を知ることができますので、簡単で便利です。

このように、結果の数字でみると、すべてが高輝度LEDで、赤と黄は2Vタイプ、それら以外は3Vタイプです。

このように、ともかく、点灯させてみると、 ①LEDが切れていないか ②普通タイプか高輝度タイプか ③明るさはこれでいいか … などが判断できます。

難しいことを考えずに、ともかく、200~220Ωの抵抗をつないで点灯してみて、それから次のことを考えるようにするのが実用的でしょう。