楽しく遊ぶための初心者にもわかる電子工作のヒント 最小限必要なもの

電子工作を始める、もう一つのオススメ=教材キット

「これから電子工作を始めようか・・・」と考えている方に、こちらのページで、「5000円ではじめるやり方」で、LEDの工作ができる、最低限の工具・部品類を紹介していますので参考にしてください。

ここでは、もう一つのオススメの方法として、市販の「電子工作教材キット」を購入する方法を紹介します。

さらに、私の素人から始めた経験で言うと、最初から本を購入して勉強するよりも、まず、手を動かして、やれそうかどうかの感触を掴んでおいて、それから、「本を読んで勉強するといい・・・」とおもいます。

PR

おすすめは、この電子工作キットです

これは、ADWINさんの「キットで遊ぼう・電子回路」で、いくつかのシリーズがありますが、私のおすすめは、基礎編のVol.1と2の2つのセットです。 

必要な電子部品と、書き込み式のテキストがセットになっています。(現在の商品外装は新しいデザインになっています)

「キットで遊ぼう電子回路」の外装 現在の表装は変更されています

もちろん、その他のシリーズも販売されていますが、私は、この、Vol.1・2をやってみることをオススメします。

これをすべてやってみると、多分、自分で、「自分なりの何か」をやってみよう・・・と思うレベルになっていますので、それから、次のステップを考えればいいと思います。

何をするのかは、私のHP記事も参考にしてください。(→Indexのページへ

記事中の写真の例 私の使っているテスターの例 光の3原色の実験 自作回路の例 オシロを使っている例

Amazonや楽天でも購入できます

この、ADWINさんの教材キットは、現在は内容が変わっていませんが、私が購入したものとは、外装が変わっているようですから、後に、最新製品のAmazonのページを紹介しています。

現在のパッケージ見本 現在の外装デザイン(ADWINさんのHPより)

「キットで遊ぼう 電子回路」シリーズは、この他にもいくつか発売されていて、このVol.1と2で、基本パーツとトランジスタの基礎が学べるようになっています。 

→楽天の「キットで学ぼう電子回路」の販売ページを見る

テキストと使う部品類がセットになっていて便利

この教材は、部品と教材がセットになっていて、必要な工具も、テキスト内で説明されています。

初めて電子工作をしようという方にも、手を動かしながら理解できるように、テキストは記述式になっており、内容も初心者向けにわかりやすく書かれています。

テスターとはんだごてと糸ハンダなど、必要な工具類は別に必要ですが、自分で回路を組み、電流や電圧を測定して、動作を確認しながら、電流、電圧の仕組みやトランジスタ回路の基礎が学べます。

このを一通りやってみれば、電子工作とは何か・・・というイメージはわかるでしょう。

PR

もう一度、Amazonのページを紹介しておきます。もちろん、その他でも購入できます。

私の経験では、ともかく、一通り、いろんな本を読んで、いろんな知識を持ってから、部品類を購入して、電子工作を進めよう・・・と考えてそれを実行したのですが、どうもこれは、失敗した感じがあります。

電子工作が仕事とする方や、専門的に学ぼうとする方は別にして、趣味の範囲で電子工作を楽しもうと考えている方は、まず、私のすすめる、5000円程度でLED工作に慣れるか、ここで紹介する教材キットを購入して、それを一通りこなした上で、自分のやりたい内容の書籍を探すことをオススメします。 それについて、下に書いています。

最初に本は買わないで・・・

私の経験談ですので、読み流しください。

私は、電気電子とは無関係の、鉄鋼と熱処理の関係が専門の仕事でしたから、退職後に、「ボケ防止」にと、電子工作をはじめたので、まず、本を読んで、基本の知識を覚えてから・・・と、手当たり次第に書籍を購入して読んだのですが、これは大失敗でした。 

PR

「自分で楽しむ、趣味の電子工作」ですから、1、2冊の本を読んで、基本・基礎を一通り学ぶことが出来れば本を買う値打ちもありますが、まず、ど素人が、1,2冊の本を読んでも、全般がわかる本ということはありません。 結局、沢山の本を読んでも、何もわかりませんでした。

下のようなたくさんの本を購入しました。 実際にはもっと読みました。 しかし、私のような、専門に学んでいない未経験者が、1冊の本を読むだけで、基礎や基本がわかる「参考になるいい本」は、「ありそうでない」・・・ということを感じました。

何よりも、理解できないところは、どんな本を読んでも、解決してくれないのです。 学校などで学ぶと、先生や、質問できる人がいるのですが、独学では、「1から始める・・・」「最初の・・・」のような、初心者向けやハウツー本は、ほとんど役に立ちませんでした。 

私が読んだ本の例

私自身も、「よくわかる・・・」「はじめての・・・」という題名の本をいくつか読みましたが、内容は断片的ですし、ずぶの初心者向けに、わかりやすく書かれた本は意外とないものです。

もちろん、電子工作を楽しみたいのか、専門家になりたいのか、販売できるような製品を作りたいのか・・・・と、目標が変われば、やり方も読む本も、全く違って来ます。 私は、「ボケ防止で電子工作を楽しむ」という目的ですので、ともかく、このHPに書いた「電子部品の特性を知る」ということをやってきたのですが、多分、多くの方は「楽しむ」「趣味」が目的でしょうから、まず、数ヶ月の間は、工作の実技をやったあとで、自分の目的に沿った本を探すのがいいと思います。

上の写真以外に読んだ本を含めると、本の全価格は結構な金額です。 

お節介のようですが、プロになる目的でない「趣味の範囲で楽しむ」のなら、そのお金で、部品類を購入して、楽しむほうがいいと思いますので、ある程度進んでから、疑問を解消してくれる本を探す・・・というスタンスがいいと思います。

【次の記事へのリンク】   

   →次のページ(5V用電源その他)へ

   →目次(Index)のページへ





(来歴)R5.7記事分離。  最終R6.1月に確認
PR

電子工作の記事

関連する最初の記事にリンクしています。全記事の目次はINDEXのページに。

電子工作を始めましょう(4記事)
まず5000円で始める
電源を用意します
知っておくといい知識
部品購入はWEBが便利

LEDで遊ぶ(11記事)
LEDの基礎
LEDを複数個点灯する
7セグメントLED
バータイプLED
ローソクIC

DCモーターを使ってみよう(4記事)
小型DCモーター
DCモーターの回転数を変える
DCモーター用のドライバー
小さなドライバーを使ってみる

トランジスタで遊ぶ(4記事)
バイポーラトランジスタ
Trの互換性
ダーリントン接続
電界効果トランジスタFET

いろいろな発振(5記事)
発振でBEEP音を出す
マルチバイブレータ
PUTを利用した発振
弛張発振
水晶発振器  

電子工作に使うパーツ類(11記事)
フォトレジスター(CdSセル)
スイッチとノイズ対策
スイッチとリレー
リレーを使う自己保持回路
ホールIC
磁気抵抗素子
音楽を奏でるIC部品
サーミスタと温度センサIC
光を利用する発光受光素子
フォトインタラプタ・リフレクタ
フォトカプラー・フォトリレー

オペアンプを使う(5記事)
オペアンプと電源
コンパレータとして使う
増幅回路
オペアンプを使うヒント
発振回路

タイマーIC 555(2記事)
タイマー回路
発振回路 

ECM用ミニアンプ試作(1記事)

デジタルICを使う(3記事)
10進カウンタ・シフトレジスタ
ボルテージデタクタ・リセットIC
リップルカウンターIC

★電子工作の全目次ページ

★応用のページの目次ページ

★関連記事の目次ページ

★私の全記事(目次)

PR