電子部品類の購入は、WEBを利用すると便利です
電子工作をしようとすると、部品類を購入しなくてはなりません。ここでは、部品類の購入のしかた、必要な部品類の種類などを簡単に紹介します。
先のページ(→こちら)で紹介した「電子工作を5000円で始める」では、Amazon、100円ショップ、ホームセンターなどで揃えることができますが、その他の電子部品は、多品種少量の調達になるので、部品専門店でのWEBの購入が便利です。
5000円で揃うスタータセット
実際に、電子工作を進める手順は、HPや書籍などにある記事から、必要な部品をピックアップして、それを購入して回路に組む・・・という作業が多いと思いますが、部品購入は、電子部品を取り扱う店舗へ直接に行って、目的の部品を探して購入するよりも、WEBで購入するほうが便利です。
私は、大阪の日本橋の数件の電子部品店で、店員さんに代替品などを聞きながら購入していたのですが、コロナ騒動以降は、WEB購入になってしまいましたし、何よりも、探す手間もないので、ここでは、WEBで購入することで説明します。
価格については一概に、WEBが安い・・・とは言えませんし、サイト(店舗)によっても、購入量によっても違っています。
しかし、いずれの部品も、単価的に安いものであるなら、買いやすさを重視するのがいいでしょう。 後で、店舗間の価格例を示していますように、サイトごとで価格差はありますが、それは当然です。
だから、サイト(店舗)の見やすさや買いやすさ、納期などを、普段のときに優先順位をつけておいて、まず、決めたところで購入するのが煩わしくないと思います。
まず、電子工作に本腰を入れよう・・・と決めたなら、最低限の部品は前もって揃えて持っていると便利ですので、①最初にまとめ買いしておくもの ②私のHPで使っている部品類 ③どこで購入するのか ・・・などについて私の方法で説明しましょう。
「最初のまとめ買い品」はAmazonが最強
余分なようですが、(A)1/8W抵抗 (B)コンデンサ類 などは、Amazonのセット品を購入しておくのがオススメです。
これらは、製品品質も安定していて「安い」China製で全く問題なく、そのような、雑多なものの品揃えは、Amazonが最強です。 私は、下のようなセット品を最初に購入しました。
参考に、いくつかAmazonのページのリンクを紹介します。その他のサイトと比較していただくといいのですが、セット品は、Amazonの品揃えがすごいです。
→Amazonで販売している抵抗器セットの例→同 電解コンデンサセットの例
→同 セラミックコンデンサセットの例
→同 トランジスタ類のセット例
オーディオ用のコンデンサなどは、品質やメーカーにこだわる必要があるので、個々にメーカー品を探して購入する必要がありますが、実験用の一般部品は、China製の品物で問題ありません。
私自身が使っているもので、不良品もないですし、安価なので、ともかく、以上のようなセットを購入しておくと、使い勝手もよくて、ほとんど買い足す必要もありません。
このHPで使っている、部品類
次に、部品を購入する場合ですが、下表は、私のHP記事で使っている部品類をピックアップしたものです。 2020年~2021年頃に購入した物が多いので、単価の変更や廃番になって、代替品をさがす必要も出てくるかもしれませんが、「電子工作をするのは、そんなに多くを購入しなくていい」「価格も、気にするほど高くない」という点を見ていただき、購入の参考にしてください。
PR購入・入手方法 WEBでの購入が便利
WEBサイトもかなり見やすくなっていますから、WEB購入に慣れるようにするのが得策です。
まず、下記の3つのWEBサイトに目を通してください
秋月電子さん: https://akizukidenshi.com/
マルツさん: https://www.marutsu.co.jp/
共立さん: https://eleshop.jp/shop/
これらのサイトは、私が購入することが多いサイトです。 いろいろの業者さんが電子部品を取り扱っていますから、 単価、送料、1個での購入ができるか、技術資料などの案内があるか、問い合わせフォームがあるか、品揃いがいいか・・・などを見て、一度にいろいろな部品が購入できる、見やすいサイトをさがして、自分の優先順位をきめてサイトを訪問して購入するのがいいでしょう。
普通は、型番などをWEB検索して、出てきたサイトを順に当たる・・・という方法が通常の方法なので、そのやり方でもいいのですが、かなり見にくいサイトであったり、価格や購入方法が分かりにくいサイトが上位にでてくることも多いので、決まった会社のHPに入って探す方が時間の無駄はありません。
品物の在庫が確認できて、確実に早く購入できることが必須条件です。 上のサイトで購入すれば、支払いや品物の受け取りなどでは、全く不具合もありませんし、小口で購入しても、分類されて配送されてきますし、納品書と現品の確認も簡単ですし便利です。
もちろん、3つのサイトに慣れてから、お好みのサイトを探すといいでしょう。
ただ、単価は店舗(サイト)によって異なっていますし、生産終了品や販売終了品の対応や、1個での扱いがない場合・・・など、様々ですから、店舗の評価は難しいのですが、価格よりも利便性を考える・・・と割り切って、まず、自分の好みのサイトで購入するとすることが第一でしょう。
下の表は、価格比較の例です。 私の記事で使用した部品から、適当に抽出した15品目について、令和5年4月現在の価格をWEBでピックアップして比較したものです。
サイト名は伏せていますが、部品業者、工具業者、販売サイト、外国の業者などの1部のサイトをピックアップしており、ここには、私が全く購入していないサイトも含みます。
これを見ると、価格がかなり異なっていることがわかります
A社購入が安くて品ぞろえが良いように見えますが、私が、安い品物を探して購入したものをピックアップしているために、結果は「A社が安い」ように見えていますので、A社が全体に安くていい・・・ということではない事に注意ください。
ここでは、個々の価格差あることをみる以外に、①同じ品物でも価格の差が極端に違うこと ②目的のほしい型番を取り扱っていない業者もあること ③送料の問題が意外に大きいこと・・・などの点を見ておいてください。
WEBでは、「送料が高い感じがする・・・」という印象を持つ方も多いようです。
それについては、私の例でいえば、数量がまとまるまで、エクセルで集計しておいて、1回平均3000円・20品目程度がまとまれば購入するようにして、送料の割高感を軽減していますが、ある程度の部品数を保有するまでは、どうしても、小口購入になるので、送料の割高感は仕方ないでしょう。
まとめて購入すれば、送料もそんなに気になりません。 しかし、数品種だけの購入になると、割高になるのは仕方がありません。(私の場合は、ある程度の部品数を保有しているのですが、足らないことは度々です。 ただ、それでも、電車賃や時間を考えると、WEBのほうが便利で重宝しています)
表中の、下線を引いた数字は、代替品または、ロット販売の1個単価を示しているので、公平な比較はできませんが、数量がまとまった場合の値引き額が大きいところや企業向けの業者もあって、単純な比較は難しいのですから、ある程度の品種をまとめて少数を購入する場合は、上にあげた、秋月電子さん、マルツさん、共立さんなどが当たり障りがないので、自分なりにチェックしてみてください。
次からは、いよいよ、部品を使った工作の記事になります。まずはLEDから。
PR(来歴)R1.12記事作成 最終R6.1月に確認