テスターのLED用のレンジを使ってチェックできる
テスターは常備品ですが、LEDの良否チェックにも便利です。
ほとんどのテスターにはLEDチェック用のレンジがあります。 一度、時間のある時に、LEDをテスターを使ってチェックする方法を確認しておきましょう。
私の使っている安価なテスターです。
LEDのチェックは、「ダイオード」のマークのあるレンジに切り替えてテスト棒をつないで使うタイプと、ピン穴にLEDの足を差し込むタイプがあります。
また、導通状態を画面表示で確認するもの、点灯を目で見て確認するもの、音で知らせてくれるものなどがあります。


このLED用レンジは、2V用も3V用も共用で使えるようになっています。
LEDが2Vタイプか3Vタイプかの判定は、目で見て確認するのですが、3Vタイプのほうが断然明るく光るので、大抵はわかるのですが、テスターそれぞれの仕様によって見え方が若干異なるので、事前に予行演習をして発光色、明るさなどを確認しておくのが無難です。
LEDの新品は、アノード(+側)が長いのでわかるのですが、プラスマイナスが分からなくても、つなぎ方を間違えても、光らないだけで、LEDがオシャカになってしまうことはありません。
テスターの赤と黒の接続を入れ替えてみて、どちらかで点灯すればOKですし、極性も分かります。
テスターは、2V用にも3V用にも使用OK
テスターは、2V用と3V用のLEDが同じ測定方法で使えるようになっています。
不思議に思うかもしれませんが、テスターのLED用レンジは、下の表のように、電圧を3VのLED用に合わせてあるのですが、2VのLEDにも使えるように、電流がたくさん流れないように工夫されています。
それによって、明るさは十分ではないのですが、どのようなLEDもチェックできるようになっています。
(注)ここでは詳しい説明をしませんが、ともかく、テスターを使うことに慣れるようにしましょう。
実際に、上の3つのテスターでLEDをつないだ時の電流・電圧は様々です。
この数字では、2V・3VいずれのLEDを使う電圧より高くなっています。そして、電流を制限しているので問題ないようになっています。
また、テスター1と2では、測定時に流れる電流は1mA以下の非常に小さい電流ですが、このような少ない電流でも、2Vタイプ・3VタイプのLEDも「LEDレンジ」につなぐと、点灯してLEDの良否が判別できるようになっています。
もちろん、LEDの極性を反対にすると点灯しません。
PRLEDに電池を直結してチェックするのは感心しませんが
ボタン電池が3Vなので、写真のように白色LEDは直結して使えます。 しかし、2Vの普通タイプのLEDをつなぐと瞬間に焼けきれます。(これは、このHPで見てきた内容ですね)
公称1.5VのLR44(LR1154)や単三・単四の乾電池なども2個直列で3Vの高輝度LED使えそうです。
しかし、普通の使い方でありません。
100円ショップで購入したミニLEDライトを分解してみると、ボタン電池を直結しているものも多く、このHPでは「LEDは電流を制限して使う」という内容で紹介してきたように、LEDを電源に直結すると、電圧がわずかに高いだけでも過剰の電流が流れるので、LEDに乾電池やボタン電池を直結させることはおススメしません。
LEDの電圧と電流
公称3Vのボタン電池の新品時の電圧は3.3V程度あり、公称1.5Vのボタン電池の購入時の電圧も1.55V程度、乾電池は1.6V強もあるので、高輝度LEDを直結して点灯させると仕様上限に近い過剰の電流が流れます。
最初のうちは「明るいなぁ」と喜んでいると、電流が大きいので、急にどんどん電圧が下がって短時間で暗くなっていくのですが、上のグラフのように、電圧が3Vまで低下して8mA程度の電流が流れるときが「普通の明るさ」なのです。
8mAと30mAの違いを確認してみました。
高輝度LEDも安価になったので、使い捨てのライトと割り切れば、明るくて重宝しますが、LEDの劣化があり、また、早期に寿命になることを納得すればこれはこれで使えますね。
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LEDは高輝度タイプも安価になっているので、いろいろな実験に気軽に使えるようになりました。色々遊んでみると楽しいですよ。
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